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アプリの活用で自由英作文の学習がいつでも可能になった

英語学習において、4技能の一つである「書く」技術を磨く指導は、「添削時間の限界」・「講師の能力」の限界もあり困難を極めます。

 

本来は自由英作文が最も生徒の意欲喚起につながると思いますが、講師側の「時間」と「能力」(講師側の都合)によって、生徒が技術を磨く機会を失っているとすれば、早急に改善する必要があると思います。

 

自由英作文は学習者の能動性を引き出し、学習内容を定着させる

「書く」指導については、ネット上でも多くの先生の実践報告が上がっており、とても参考になります。

 

最近目を通した実践事例では、那覇市首里中学校の喜屋武真弓教諭の研究が参考になりました。喜屋武教諭は、表現力を高める指導の工夫として、「「自己表現活動」を取り入れた英語授業(田中武夫・田中知聡著)」から、4つのポイントを紹介しています。

①必然性

自然に表現してみたいと思うような場面・状況を設定する。

・誰かにメッセージを伝えるという活動の目的を明確にする。

②具体性

・活動内容を具体的にイメージさせ、活動に取り組ませる。

持っている背景知識を活性化させて伝えたいメッセージを具体的に考えさせる。

③自己関連性

自分自身のことや自分に関連した人物や事項を活動内容として取り扱う。

英語以外の教科で学んだことや学校行事についての内容を取り入れる。

感情や考え、意見を取り入れる。

④自由度

生徒自身の意志や判断によって、主体的に表現させる部分を活動に取り入れる。

・いくつかの選択肢の中から自分の判断で話題や内容を決めさせる。

・教師が率先してパフォーマンスや作品に取り組み、具体例を生徒に示す。 

 また、國弘正雄氏は、「英語の話し方」の中で、学習者の能動性が発現するのは「英作文」と「英借文」の二つのルートに絞られると述べています。

 

これらを踏まえ、「自由英作文」は学習者の能動性を高め、学習内容の定着においても極めて効果的であると考えています。

 

自由英作文の学習を可能にするアプリ

私個人の考えとして、英語学習は中学校教科書の只管朗読をメインに据えるのが最善と考えているので、自由英作文もあくまでベースは学校教科書をもとに指導するのがベストだと考えています。

 

学校教科書には、必ずセクションごとに「春休みの思い出」「日記を書いてみよう」など、英作文を書く機会が設けられています。英作文を書くときにまず考えるのは「英借文」。それまでに出てきた教科書表現や単語・文法を使いながら書くことを進めます。

 

①「Ginger Page」でスペルチェック・文法チェック・日本語↔英語変換

次に、どうしても表現したいけど英語で表現できない文を書き加えます。この時に活躍するのが「Ginger Page」です。Androidiphoneのアプリだと有料になっているようですが、Chrome版は無料でダウンロードして利用できます。

 

「Ginger Page」はスペルチェクや文法チェックだけでなく、「Sentence Rephraser」によって、別の表現を提案してくれます。また、翻訳機能もついているので、英語↔日本語どちらも瞬時に変換されるので、伝えたい内容になっているかの確認や、表現したい日本語の英語表現の確認も可能です。

 

 

google「Keepメモ」でスマホと共有。「グーグル翻訳」で音声化

「Ginger Page」を使ってノートパソコンなどで作成した文章は、「Keepメモ」に保存すれば、スマホでも見れるようになります。この英文をスマホアプリの「グーグル翻訳」に読み取らせると、ネイティブの発音を確認できるようになります。自分で作成した文章を何度も聞き、何度も話すことで、リスニングとスピーキングのトレーニンになります。作文した内容は自分の経験や考えなので、印象にも残りやすく、何よりも繰り返し聞いたり声に出す事は楽しいです。まさに学習者の能動性が極限まで高まる瞬間です。

 

「Ginger Page」→「Keepメモ」→「グーグル翻訳」を使った自由英作文の学習は、現状集団授業で取り入れられるものではありませえんが、講師の時間と能力の限界を超えて、自由英作文の学習が可能な状況になっているのは間違いないと思います。

 

参考

「書くこと」における表現力を高める指導方法の工夫

 

 

國弘流英語の話しかた

國弘流英語の話しかた