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読解力を鍛えるには、能動的読書に誘う教育者の力量が試されれる

2008年の記事ではありますが、ベネッセ教育開発センターの小林洋氏によると、小5では、月の読書量が4〜5冊、中2では1〜3冊のところで読解力が頭打ちとなり、それ以上に読書量が増えても、読解力はむしろ低下傾向を示すとしています。また、当時PISA調査の「読解力」で世界一位だったフィンランドと比較し、フィンランドでは読書時間が多いほど読解力が高くなる傾向がある事と比較して、日本における読書活動の問題点と改善案を提示しています。

 

小林氏のレポートでは、フィンランドの事例と、日本の子どもたちの中でも、読書量と読解力に相関が見られる事例をもとに、読解力につながる読書の事例として、以下の要素を提示しています。

①幅広いジャンルの読書

②読んだことを要約したり、発表したり、批評し合う

つまり、能動性と集団活動との連動の重要性を提示しています。

この事から考えると、子ども達の読解力を鍛えるには、「いかにして能動的な読書に誘うか」「いかにして発信の場に誘うか・発信の場を創出するか」が重要だと考えられます。

 

佐藤優氏は「国語ゼミ」の中で、読む力を身につけるためには、他者の影響(感化)が重要と述べています。

齋藤孝氏は「教育力」の中で、「教育の一番の基本は、学ぶ意欲をかき立てることだ」と述べています。

そして、最近個人的に注目している、中田敦彦Youtube大学も幅広いジャンルを中田氏が楽しげに語ることで、多くの人に能動的に学ぶきっかけを与えていると感じています。

 

教える立場の人間が、学ぶことを楽しみ、学んだことを楽しげに伝えることが、読解力指導の要になると考えています。

 

参考

berd.benesse.jp

berd.benesse.jp

 

 

 

教育力 (岩波新書)

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