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教育・仕事・生活

「学び直し中学文化史」飛鳥・奈良・平安

飛鳥時代

〈飛鳥文化〉

聖徳太子蘇我氏は仏教を深く信仰し、広めようとしたため、飛鳥時代には仏教をもとにした文化が栄えた。中国や朝鮮から伝わった新しい文化を積極的に取り入れながら、日本人の美意識に合った建築や美術品が作られた。

飛鳥寺

蘇我氏によって最初に作られた寺院

法隆寺

聖徳太子によって建立された現存する世界最古の木造建築五重塔や金堂が、中国では見られない独特な配置で立ち並んでいる。1993年に世界遺産に登録された。

 

白鳳文化

天武天皇持統天皇の時代は律令国家の建設に向かう人々の意気込みを反映して、清新な文化が生まれた。

伊勢神宮

朝廷の儀式が充実し、天照大神をまつる伊勢神宮が整えられ、荘厳なつくりの木造神殿が建てられた。伊勢神宮では、20年後とに神殿などを建て替える儀式(式年遷宮)が行われ、690年の持統天皇の時代から続けられている。

薬師寺

朝廷は仏教の力により国を守ろうとしたため、薬師寺などの寺が国によって建てられた。

 

奈良時代

天平文化聖武天皇のころの年号〉

律令国家としての基礎ができあがるにつれて、日本の歴史が書物としてまとめられるように。

古事記

神々の物語や代々の天皇の業績が記されている。

日本書紀

国の正史として代々の天皇やその業績が記されている。

風土記

朝廷の命令により、各地の地理や産物、伝説などが記された

万葉集

大伴家持(おおとものやかもち)によって、日本古来の歌が集められた。

 

仏教は奈良時代に朝廷の保護を受けて一層発展。平城京には大きな寺院が建てられ、遣唐使によってもたらされた唐の文化を取りれて、高い精神性を持つ、国際色豊かな仏教文化が花開いた。

東大寺

多くの人々の協力や寄付により、唐やインドにもない巨大な大仏がつくられた。東大寺仏殿は江戸時代に再建されたもので、高さは46.8m。世界でも最大規模の木造建築東大寺正倉院は、現存する最古の宝物庫で、三角形の木材(校木:あぜぎ)を積み上げて壁をつくる校倉造りでつくられている。

唐招提寺

唐から戒律を伝えるために渡来した鑑真によって建てられた。

 

平安時代

〈国風文化〉

9世紀になると唐が衰えたため、朝廷は藤原道真の意見を採用して遣唐使を廃止。その後、大陸の影響を受けつつも、日本独自の優美で繊細な貴族文化が発達した。

寝殿造りの邸宅

美しい自然を庭に取り入れ、日本の自然や風俗を題材とした大和絵寝殿造りの中の襖や屏風を飾った。

・かな文字の普及

ひらがなが貴族の女性中心に広まり、宮廷生活を綴った随筆枕草子清少納言)」、世界最古の長編小説といも言われる源氏物語紫式部)」が著された。和歌では、紀貫之らが勅撰和歌集天皇上皇法皇の命により編集された和歌集)である古今和歌集を編纂した。紀貫之はかなを使った最初の日記文学土佐日記も記した。

平等院鳳凰堂中尊寺金色堂

10世紀中頃に天災や社会不安から末法思想が流行。これを受けて、念仏を唱えて阿弥陀仏を信仰すれば極楽浄土に生まれ変わることができる浄土教が盛んになった。有力な貴族は阿弥陀堂を建て、阿弥陀仏の像を安置した。藤原頼道の建てた平等院鳳凰堂京都府宇治)奥州藤原氏による中尊寺金色堂岩手県平泉)が代表例。

最澄天台宗)と空海真言宗

最澄空海遣唐使として唐に渡り、帰国後、仏教の新しい宗派を伝えた。最澄比叡山延暦寺京都府滋賀県)を建てて天台宗を、空海高野山金剛峯寺和歌山県)を建てて真言宗を伝えた。新しい仏教は、政治から離れ、そうは山の中で学問や修行に励み、国家の安定を祈った。天台宗からは、鎌倉時代に浄土宗や禅宗などの新しい仏教が生まれた。