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「学び直し中学文化史」世界三大宗教

①仏教

紀元前5世紀頃、インドのシャカ(釈迦牟尼)が開いた教え。シャカは心の迷いを取り去り、悟りを開くことによって、この世の苦しみから逃れられると説いた。仏教は弟子たちに引き継がれ、アジア各地に広がっていった。

 

キリスト教

ローマ帝国の支配するパレスチナ地方ではユダヤ教が信仰されていた。紀元前後、そこにイエスがあらわれ、ユダヤ教をもとに、人は神の愛によってだれもが救われると説いた。イエスは後に救世主(キリスト)とよばれ、その教え(キリスト教)は、初めローマ帝国から迫害を受けたが、4世紀終わり頃には国教となり、やがてヨーロッパに広がっていった。その教えを記した聖書は、旧約聖書新約聖書で成り立っている。

 

11世紀のヨーロッパでは、ローマ教皇を頂点とするキリスト教会の力が高まっていた。そのころ、キリスト教徒にとって聖地であったエルサレムイスラム勢力下に置かれたため、ローマ教皇はヨーロッパの国王や諸侯に呼びかけ、聖地を奪い返すための軍隊(十字軍)を派遣した。しかし、2世紀に及ぶ遠征は失敗に終わった。

 

16世紀のヨーロッパでは、キリスト教のローマ教会は、財政上の必要から免罪符と呼ばれる札を売り出した。これに対しドイツのルターは、「信仰のみが人を救う」として教会のあり方を強く批判。また、「職業に励み富を蓄えることは神の意志に沿う」と説いたスイスのカルバンも多くの支持者を集めた。これらの人々は、堕落したキリスト教会のあり方に抗議し(宗教改革)、プロテスタント(新教)と呼ばれる宗派が生まれた。これに対し、ローマ教皇を首長とするカトリック教会(旧教)では、イエズス会が創設され、海外布教で勢力回復を図ろうとした。16〜17世紀にかけて、ヨーロッパではプロテスタントカトリックの間にはげしい対立や戦争が繰り広げられた。

 

イスラム

7世紀の初め、アラビア半島ムハンマドマホメット)によって始められた宗教がイスラム教。礼拝、断食、巡礼などを重視する教えで現在では西アジアや東南アジア、中央アジア、アフリカ北部などで広く信仰されている。信者は絶対神アラーへの信仰やコーランに書かれた教えを守って暮らしている。聖地メッカへの1日5回の祈りや、ラマダン(イスラム暦9月)に1ヶ月間行われる断食は有名。

 

「左手にコーラン、右手に剣」と言われたように、その布教は戦闘をともなう領土の拡大と結びついていた。8世紀になるとイスラムの勢力はキリスト教世界を脅かすようになり、各地で両者の戦いがおこった