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教育・仕事・生活

「学び直し中学公民」民主政治のしくみ

①民主政治のしくみ

・政治

人々が集まって社会生活を送る中で、多くの要望や考え方が出てくる。これらを効率や公正・正義を考えて調整し、ルールを定めて争いを最小限におさえながら合意に導き、ものごとが正しく、順調に進んでいくようにする一連のはたらき。

 

・民主政治

国民の自由な意志に基づく民主主義による政治。

(多数決の原理)

議論を重ねても必ずしも同じ意見になるとは限らない。その場合は、多数の考えを全体の意見とみなす必要が出てくる。

(少数意見の尊重)

少数意見でも採用できるものは取り入れるという柔軟な姿勢。

 

・間接民主制(議会制民主主義)

現代の国家や地方公共団体は規模が大きく組織も複雑化しているため、選挙で選ばれた代表者が集まって政治を行う間接民主制が広く行われている。

 

直接民主制

人々が政治に直接参加して討論や採決などを行い決めていく方法。間接民主制を補う手段として、直接民主制の手法も一部導入されている。憲法改正の際の国民投票や、最高裁判所長官の国民審査特定の地方公共団体のみに適用される法律を制定する住民投票が、憲法に定められている。

 

政党政治のしくみ

政党政治

政治について同じ考えや目標を持ち、その実現に向かって活動する政治的な団体。政党を中心に運営される政治を政党政治という。

 

・与党と野党

政策を実行し、統治機構を動かす権力のことを政権という。衆議院の最大勢力をもつ政党が内閣をつくり、政権を担当するのが一般的。政権を担う党を与党といい、それ以外の政党は野党と呼ばれる。

 

③現在の選挙制度

・選挙の原則

普通選挙日本国憲法では、選挙権について「人種、信条、性別、社会的身分、門地(家柄)、教育、財産または収入によってさべつしてはならない」(44条)と定め、満18歳以上で日本国籍をもつすべての男女に選挙権を保障した普通選挙が行われている。

(平等選挙)一人一票

(直接選挙)直接立候補者に投票する

(秘密選挙)無記名で投票する

 

小選挙区比例代表並立制

現在、衆議院の議員の選出は小選挙区制(定数295)と、比例代表制(定数180)を組み合わせた方法が採用されている。参議院議員は、都道府県を選挙区として選ばれる選挙区選出議員(定数148)と全国を一つの単位とした比例代表選出議員選挙(定数100)という2つの方法で選出されている。

 

小選挙区

選挙区が比較的小さく、選挙費用が少なくてすむ。地域によく知られた人物が立候補する利点がある。政権交代を可能にし、政治の腐敗を防ぐといわれる。しかし、死票の割合が高く、少数意見が切り捨てられやすくなるという問題もある。

 

比例代表制

有権者の意思が議席数として正確に反映できたり、死票を減らす長所がある。多くの政党の分立を招き、政治が不安定になりやすいという短所もある。