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教育・仕事・生活

「学び直し中学地理」アフリカ州

①アフリカの地形と気候

〈アフリカ東部〉

アフリカ東部はエチオピア高原のほか、キリマンジャロなどの火山がある。また、東部にはビクトリア湖タンガニーカ湖といった大きな湖が分布し、漁業がさかん。ケニアエチオピア高原などの高地は、赤道に近くても年間を通じて涼しいケニアでは茶やバラタンザニアではコーヒーなどが輸出用に栽培され、国の経済を支えている。

 

ギニア湾岸〉

低地のコンゴ盆地ギニア湾は一年中雨が多く、熱帯林が広がっている。ここではイモ類やバナナが栽培されている。また、ギニア湾岸はカカオの栽培に適しており、コートジボワールやガーナで多く生産され、各地に輸出されている。

 

〈北部・南部〉

北部は地中海に面していて、古くからヨーロッパとの交流によりまちが栄えてきた。地中海に流れるナイル川は世界最長の川下流にあるエジプトでは毎年夏から秋にかけて川が氾濫する事で、上流から流れる栄養豊富な土が流れ出し、それを利用して農業が営まれてきた。

 

赤道から離れるに連れて熱帯林から草原へ、そして砂漠が現れる。北部には世界最大の砂漠であるサハラ砂漠、南部にはナミブ砂漠がある。地中海沿岸やアフリカ大陸の南端では、温帯の気候を利用して小麦ぶどうが栽培されている。

 

 

②アフリカの文化と歴史

〈アフリカの言語と宗教〉

アフリカはサハラ砂漠の南部と北部で言語や宗教が異なる。北部では主にアラビア語が話され、多くの人がイスラムを信仰している。サハラ砂漠の南部では、民族によってさまざまな言語が使わており、近くに住む民族でもたがいに通じないことがある。そのため、ヨーロッパ諸国の植民地時代から使われてきた英語やフランス語が共通言語となる場合が多く、キリスト教を信仰している人も多い。

 

南アフリカ共和国の変化〉

南アフリカ共和国は、アフリカ大陸の一番南に位置し、気候が温暖で経済的に豊かな国。しかし長期間、アパルトヘイト(人種隔離政策)によって、少数の白人が多数の黒人を支配してきた。異なる人種の人との結婚が禁じられ、住む場所も人種によって決められていた。1994年に全人種が参加する選挙が行われ、黒人のネルソン・マンデラ氏が大統領になると、アパルトヘイトは廃止された。

 

③アフリカの課題

アフリカ連合

19世紀後半から20世紀前半にかけて、アメリカ大陸のほとんどがヨーロッパ諸国の植民地として分割された。植民地の境界線は、民族のまとまりを無視して引かれたため、一つの民族がいくつかの国に分かれたり、いくつかの民族が一つの国にまとめられたりした。20世紀後半に多くの国が独立したが、植民地のときの境界線がそのまま国境になったところも多く、それが原因で異なる民族同士の争いが今でも続いている地域もある

 

2002年に発足したアフリカ連合AUは、54の国と地域が参加する国際機関。アフリカ諸国の政治・経済的な団結を強め、紛争の予防や解決を目指している。

 

モノカルチャー経済〉

アフリカは鉱産資源に恵まれており、南アフリカ共和国の金ボツワナのダイヤモンドザンビアの銅などが重要な輸出品になっている。ナイジェリアやアンゴラでは、外国企業と共同で開発された原油天然ガスが重要な輸出品になっている。また、南アフリカ共和国中心にレアメタルの採掘が進んでいる。

 

アフリカの多くの国は特定の農産物や鉱産資源の輸出に頼ったモノカルチャー経済の国になっているため、天候や他国との関係の影響を受けやすく、年によって値段や売れる量が変わるため、国の収入が安定しないという問題がある。

 

〈食糧不足〉

アフリカの多くの国は人口増加や干ばつなどの自然災害の影響による食糧不足が頻繁に発生ている。また、栄養不足による飢餓や、マラリアエイズといった病気によって死亡する人が多いことも問題になっている。アフリカの抱える問題解決に向けて、日本をはじめとする先進国の技術支援や開発援助が続けられている。