manabilife

教育・仕事・生活

「学び直し中学地理」日本の地形

①日本の山地

〈日本付近のプレート〉

地球の表面は、十数枚に分かれたプレートと呼ばれる厚さ100kmほどの強大な岩盤におおわれている。プレートは1年間に数cmくらいの速さで動いており、プレート同士でぶつかったり、ずれ動いたりしている。日本はプレートの境界付近に位置しており、2つの海洋プレート(太平洋プレート・フィリピン海プレートが2つの大陸プレートユーラシアプレート・北アメリカプレート)の下に沈み込んでいる。このため、プレート同士がぶつかり合う力によって地震が発生しやすくなっている。

 

大陸プレートの下に沈み込んだ海洋プレートの上面は、ある程度の深さまで沈みこむと一部がマグマになり、マグマは地上へ移動して火山をつくる。このため日本列島には多くの火山が分布している。

 

フォッサマグナ

日本列島には山地(いくつかの山のまとまり)や山脈(山地の中で特に細長くのびている地域)がつならなっている。本州の中央部には3000m級の山々からなる日本アルプス(飛驒山脈・木曽山脈・明石山脈)がそびえ、日本アルプスの東側にはフォッサマグナがある。フォッサマグナラテン語で「大きな溝」という意味で、断層が集まっている。フォッサマグナを境にして、本州の東と西では地形や岩石が大きく異なっている。また、日本列島はここを境にして、「く」の字を逆にした形に折れ曲がっている。

②日本を取り巻く海

〈日本周辺の海〉

日本列島周辺には浅くて平らな大陸棚が広がり、太平洋側の大陸棚の先には水深が8000mをこえる海溝がある。大陸棚の地下には鉱産資源があることがわかり、東シナ海などが注目されている。

 

日本の近海は、暖流の黒潮日本海流対馬海流、寒流の親潮千島海流などが流れている。黒潮親潮がぶつかる太平洋の日本近海は、異なる性質の海水がぶつかる潮目(潮境)になっていて、海底の栄養分が巻き上げられてプランクトンが集まるので、世界有数の漁場になっている。

 

〈日本の海岸〉

日本の海岸の多くは山地が海に迫った海岸になっており、小さな岬と湾が繰り返す入り組んだリアス海岸になっている。リアス海岸は波が穏やかで水深が深いことから、貝やわかめなどの養殖がさかんにおこなわれている。また、埋め立てをして港や工業地帯が作られたところや、干拓によって農地が拡大されたところなどでは、コンクリートの護岸で直線状の海岸線となっている人工海岸も広くみられる。

 

③日本の川と平野

〈川がつくる地形〉

川は上流で勢いよく流れて山を削り、土砂を運びながら下流に向かい、やがて土砂がたまり平野盆地(周りを山地で囲まれた低くて平らな土地)をつくる。川が山間部から平野や盆地に出たところには扇状地、河口部には三角州がみられる。扇状地の中央部はつぶの大きい砂や石からできていて水が地下に染み込みやすいため、桃やぶどうなどの果樹園に利用されている。三角州は、粒の小さい砂や泥からできていて水が地下に染み込みにくいため、昔から主に水田として利用され、近年では住宅地として開発されることも多くなってきた。平地よりも一段高くなっている台地では水が得づらいため、水田がつくりにくいので畑や茶畑に利用されたり、住宅地に開発されている。