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教育・仕事・生活

「学び直し中学地理」日本の気候と農業

①日本の気候

〈日本の気候の特徴〉

北海道が亜寒帯(冷帯)、本州・四国・九州がおもに温帯に属する。季節風によって

夏は太平洋上から暖かく湿った大気が、冬はユーラシア大陸から冷たい湿った大気が運ばれてくるので、四季の変化がはっきりしている。冬の梅雨や台風、冬の雪の影響で、世界の温帯・亜寒帯の中でも降水量の多い国。

 

〈日本の気候区分〉

・北海道気候

全般的に冷涼で、冬の寒さが厳しい。梅雨がなく、一年を通じて降水量が少ない。

日本海側の気候

冬に大陸から吹いてくる季節風日本海で水分を含み、日本の山地にぶつかって雪を降らせるため、冬に雪が多い。夏は太平洋からの季節風の風下になるため乾燥する。

・太平洋側の気候

冬は季節風の風下になるため乾燥し、夏は太平洋からの季節風の影響で雨が多くなる。

・内陸の気候

海から離れているため、季節風によって運ばれる水分が少なく、1年を通じて降水量が少ない地域。昼と夜、夏と冬の気温差が大きい

・瀬戸内の気候

冬の季節風中国山地に、夏の季節風四国山地にさえぎられるため、一年中温暖で降水量が少ない

・南西諸島の気候

一年を通じて雨が多い。夏の気温は本州とそれほど変わらないが、沿岸に黒潮が流れているため、冬でも温暖

 

②日本の農業

〈平野の稲作〉

日本の耕地の半分以上は水田。水野豊かな平野を中心に全国各地に分布している。稲作が特にさかんなのは北陸や東北地方。

 

扇状地の果樹栽培〉

山のふもとや扇状地では、日照や水はけの良さを利用して、斜面での果樹栽培がさかん。冷涼な地域の「りんご」、温暖な地方での「みかん」、雨の少ない地方での「ぶどう」など気候に合わせた果物が栽培されている。

 

〈大都市周辺の近郊農業〉

大都市周辺では、都市の消費者に向けて鮮度が求められる野菜や果物、花、食肉などの生産が行われている。現在は交通の発達によって大都市から離れた地域でも短時間で野菜や果物を市場に運べるようになったので、出荷時期に合わせて作物の出荷時期を調整する促成栽培(成長を早めて出荷時期を早くする)や抑制栽培(成長を遅らせて出荷時期を遅くする)を行っている地域もある。

 

③畜産・林業・漁業

〈畜産〉

経営規模の小さな農家は少なくなり、北海道や鹿児島、宮崎県などで大規模な畜産が行われている。

 

林業

秋田杉や木曽檜などの特色ある木材が生産されているが、外国産木材の輸入が増えたことで、林業の就業人口は減り、高齢化が進んでいる。

 

〈漁業〉

以前は沖合漁業(陸地から離れた沖合で行う漁業)や遠洋漁業(遠く離れた地域で行う漁業で、漁の期間は1年以上かかる場合もある)がさかんだったが、現在は各国が排他的経済水域を設けているため国内の漁獲量は減っている。現在ではとる漁業から育てる漁業への転換が進められ、養殖業(魚介類をいけす、いかだなどで人が育てて増やす)や栽培漁業(海底に魚が集まる漁場をつくったり、稚魚や稚貝を放流したりして沿岸の漁業資源を増やそうとする漁業)が行われている。