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教育・仕事・生活

21世紀型スキルって何?

「21世紀スキルとは何か?」「21世紀スキルを身につけるために教育機関はどのような取り組みをしているのか?」「21世紀スキルを身につけるために教育機関は・個人は何をすべきか?」について整理していきます。

 

一口に「21世紀スキル」といっても、国や団体によって定義や取り組みが異なるようです。

 

アメリカの非営利団体「P21」

〈設立〉

マイクロソフトシスコシステムズ・アップル・オラクル・インテル・デルといったIT企業等の主導のもと、教育省等の教育機関とともに設立

〈目的〉

・すべての子どもたちが21世紀に相応しい教育を受けられるようにする

・グローバル経済社会において活躍できる人材を育てる

アメリカの発展に寄与できる人材を育てる

〈21世紀スキル〉

1.Information and communication skills

・情報・メディアリテラシー

・コミュニケーション能力

2.Thinking and Problem-solving skills

・分析力

・問題発見・解決力

・創造力

3.Interpersonal and self-directional skills

・協働力

・自己規律力

・責任感・協調性

・社会的責任

〈P21の取り組み〉

P21の仕組みの中核になるのがマイルガイドと呼ばれる冊子で、マイルガイドを参照して21世紀型教育カリキュラムを導入している。21世紀型教育カリキュラムにおいても、教科教育はカリキュラムの中心にあり、21世紀のスキルを教えようとしても、生徒が基礎となる教科の知識・理解を持たないところではうまくいかない。21世紀のスキルは基礎となる教科の中で教えられるべきであるというのが、P21の主張する考え方。

 

②ロンドンで発足し広がりをみせる「ATC21S」

〈設立〉

2009年1月にロンドンで、シスコシステムズインテルマイクロソフトをスポンサーとして発足。2010年にはオーストラリア・フィンランドポルトガルシンガポール・イギリス・アメリカが参加国として加わった。

「Assessment and Teaching of Twenty-First Century Skills Project」の略称で、日本語で「21世紀型スキルの学びと評価プロジェクト」と訳される。

〈21世紀スキル〉

10のスキルが4つの領域に分けられている。

1.思考の方法(Ways of Thinking)

(1)創造力とイノベーション

(2)批判的思考、問題解決、意思決定

(3)学びの学習、メタ認知(認知プロセスに関する知識)

2.仕事の方法(Ways of Working)

(4)コミュニケーション

(5)コラボレーション(チームワーク)

3.仕事のツール(Tools for Working)

(6)情報リテラシー

(7)情報通信技術に関するリテラシー(ICTリテラシー

4.社会生活(Skills for Living in the World)

(8)地域と国際社会での市民性

(9)人生とキャリア設計

(10)個人と社会における責任(文化的差異の認識および受容能力を含む)

 

③21世紀型能力(国立教育政策研究所

〈発表〉

日本の教育が目指す「生きる力」を育むための具体的な方向性として、21世紀に求められる人間の資質・能力を定義。国立教育政策研究所によって2013年に整理、発表された。

〈21世紀型能力〉

基礎力・思考力・実践力の3層構造

1.基礎力

・言語スキル

・数量スキル

・情報スキル

2.思考力

・問題解決

・発見力

・創造力

・論理的、批判的思考力

メタ認知

・適応的学習力

3.実践力

・自律的活動力

・人間関係形成力

・社会参画力

・持続可能な未来への責任

 

【今後の調査予定】

現段階ではP21が実践事例を含め具体的に教育現場に落とし込めている印象。おそらく「ATC21S」「日本の21世紀型能力」も実践事例や多くの実践事例が有ると思うので引き続き調査していく。

【参考】

education-career.jp

www.a-kumahira.com

kids.gakken.co.jp