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教育・仕事・生活

「教科書で学ぶ世界史」10世紀

①ヨーロッパ

ビザンツ帝国(610〜1453)

西フランク王国(843〜987)

神聖ローマ帝国(962〜1806)

神聖ローマ帝国のはじまり〉

東フランク(ドイツ)では、10世紀初め、カロリングの血統がとだえ、各部族を支配する諸侯の選挙で王が選ばれるようになった。ザクセンの王オットー1世は、ウラル語系のマジャール人やスラブ人の侵入を退け、北イタリアを制圧して、962年教皇からローマ皇帝の位を与えられた。これが神聖ローマ帝国のはじまり

 

〈西フランクの分裂〉

西フランク(フランス)でも10世紀末にカロリング家の血筋が断絶し、パリ伯ユーグ=カペーが王位についてカペー朝を開いた。しかし、王権はパリ周辺など狭い領域を支配するのみで極めて弱く、王に匹敵する大諸侯が多数分立していた。

 

〈イタリア都市の独立〉

イタリアもカロリング家は断絶し、神聖ローマ帝国の介入やイスラーム帝国の侵入などで国内は乱れた。ローマを中心にした教皇領とならんで、北イタリアにはジェノヴァヴェネツィアなどの都市が独立した。

 

〈外部勢力の侵入〉

8世紀から10世紀のあいだ、西ヨーロッパは絶えず外部勢力の侵入にみまわれていた。東方からはスラブ人フランク王国を脅かし、イスラーム勢力はたえず南イタリアや南フランスに侵攻した。また、アヴァール人やマジャール人も東方から侵入を繰り返した。

 

スカンディナヴィア半島ユトランド半島には、ゲルマン人の一派に属するノルマン人が住んでいた。彼らの一部は8世紀後半から商業や海賊・略奪行為を目的として、ヨーロッパの各地に本格的に海上遠征をおこなうようになった。ヴァイキングとしておそれられた彼らは、10世紀初めに北フランスに上陸してノルマンディー公国をたてた。

 

一方、リューリクを首領とするノルマン人の一派(ルーシー)はドニエプル川流域のスラブ人地域に進出して9世紀にノヴゴロドを、ついでキエフ公国を建設し、これがロシアの起源となった。

 

②西・中央アジア

アッバース朝(750〜1258)

後ウマイヤ朝(756〜1031)

※サーマーン朝(875〜999)

※ハムダーン朝(905〜1004)

ファーティマ朝(909〜1171)

ブワイフ朝(932〜1062)

イスラーム帝国の分裂〉

アッバース朝ハールーン=アッラシードの治世に黄金時代を迎え、バグダードは100万人近くの人口をかかえる大都市に発展した。しかし、その死後から帝国内のエジプトやイランには独立の王朝がつぎつぎと成立し、カリフの主権がおよぶ範囲はしだいに縮小した。

 

シーア派のなかでも急進的な一派のファーティマ朝は、10世紀初め北アフリカにおこり、969年にはエジプトを征服してナイル川の東岸に首都カイロを造営した。この王朝は建国の初めからカリフの称号をもちい、アッバース朝カリフの権威を正面から否定した。後ウマイヤ朝の君主も、ファーティマ朝に対抗してカリフの称号を用いたので、イスラーム世界は3人のカリフが並び立つ分裂状態となった。

 

さらに、イラン人の軍事政権ブワイフ朝は946年にバグダードに入城し、カリフから大アミール(軍司令官の中の第一人者)に任じられるとともに、カリフにかわってイスラーム法を施行する権限を与えられた。

 

③中国

※唐(618〜907)

五代十国(907〜979)

※宗(北宋)(960〜1127)

〈唐の滅亡〉

人口増加や商業の発達にともない、農民の間に貧富の差が開き、没落して逃亡する農民が増えたため、均田制・租調庸制・府兵制が崩れていった。府兵制のかわりに、傭兵をもちいる募兵制が採用され、その指揮官である節度使が辺境の防備にあたるようになった。9世紀後半、塩の密売人の黄巣がおこした反乱黄巣の乱は全国に広まり、10世紀の初めに、唐は節度使朱全忠に滅ぼされた。

 

〈五代の分裂時代〉

朱全忠後梁を建国し、以後50余年間に華北では有力節度使のたてた五つの王朝が交替し、またその他の地方でも10あまりの国が興亡したので、この時代を五代十国という。

 

契丹(キタイ)の勢力拡大〉

唐滅亡後、遼河上流で半農半牧の生活を営んでいた契丹(キタイ)は、ウイグルの衰退とともに勢力を強めた。10世紀はじめには東モンゴル中心に、耶律阿保機(やりつあぼき)(太祖)が強力な国家をつくり、東は渤海を滅ぼし、西はモンゴル高原をおさえた。

 

〈宗の統治〉

五代の後周の将軍であった趙匡胤(ちょうきょういん)は、960年に宗(北宋を建国し(太祖)、つぎの太宗は各地に残っていた地方勢力を平定して中国主要部を統一した。

 

④朝鮮

※高麗(918〜1392)

朝鮮では新羅にかわって王建が開城を都として高麗をたてた。

 

⑤日本(平安時代

平将門の乱(935〜940)