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教育・仕事・生活

「21世紀型スキルの育成④」授業の価値は問いで決まる

引き続き、国立教育政策研究所の「資質・能力を育成する教育課程の在り方に関する研究報告書1」から、授業運営の参考になる点を整理していきます。

 

報告書では、問題解決型の学習が「子供自身の問題発見」から出発するだけでなくても良いことや、教師の与える本質的な問題への解決が、子供の次の疑問(問い)の発見につながる可能性があることが提示されています。

 

また、外国につながりを持つ生徒が多い新宿区立大久保小学校の事例として、「ドリルの反復」よりも、「探求型の学習」に切り替えて、課題を追求する中で日本語を使った方が日本語の読み書きの技能が習得されやすくなったことが紹介されています

 

さらに、知識構成型ジグソー法の紹介で、豊臣秀吉はどのような社会をつくったのか」という問に対して「身分統制令」「刀狩令」「太閤検地」に関わる資料を分担して内容を読み込み、3人組で意見を交換して答えを出す場合と、豊臣秀吉が作った3つの制度について学ぼう」という問いを比較し、「知識の統合を求める問い」の重要性が提示されています。

 

これらの事例から考えると、授業の価値は「問い」で決まると言えるのではないでしょう。

 

報告書を一通り読み終えた上で、今後、以下の認識を明確にして授業運営していこうと考えています。

 

①「学ぶ」とは自分なりの世界のモデルを創り変えていくこと

②「活用できる知識」とはコミュニケーションで使えるということ

③「活用できる知識」にするために、理由や根拠まで問題を深く追求して納得する経験を積むこと

④「モデルを創り変える」「活用できる知識になっているか確認する」ために、「省察」の時間を確保すること。

※「モデルを創り変える事」「他者とのコミュニケーション」の過程を通じて、新たな問い(自発的な問い)が生まれる。

 

知識構成型ジグゾー法の実践事例も参考にしながら、効果的な「問い」の設定にこだわっていきます。

 

【参考】

www.nier.go.jp