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教育・仕事・生活

「教科書で学ぶ世界史」16世紀〜世界の一体化のはじまり〜

①ヨーロッパ

大航海時代

・ヴァスコ=ダ=ガマ(ポルトガル)、カリカットに到着(1498)

ポルトガルの商人は15世紀初頭にアフリカ西岸の探検に乗り出していたが、「航海王子」エンリケがこの事業をさらに推進し、ジョアン2世治世の1488年、バルトロメウ=ディアスがアフリカ南端の喜望峰に達した。1498年には、ヴァスコ=ダ=ガマがインド西岸のカリカットに到達し、香辛料を手に入れた。インド航路の開拓は国営事業としておこなわれ、それによって実現した香辛料の直接取引はポルトガルの王室に莫大な利益をもたらした

 

コロンブス(スペイン)、サンサルバドル島に到着(1492)

アジアへの進出でポルトガルにおくれたスペインでは1492年に女王イサベルが、ジェノバ生まれの船乗りコロンブスの船団を「インド」に向けて派遣した。コロンブスは、大地は球形で、大西洋を西に向かってすすむほうが「インド」への近道であるとする、フィレンツェ天文学者トスカネリの説を信じ、大西洋を横断してバハマ諸島のサンサルバドルに到達した。彼はその後、今日のアメリカ大陸にも上陸したが、これらの土地を「インド」の一部だと思いこんでいたため、先住民をインディオ(インディアン)とよんだ。その後、イタリア出身のアメリゴ=ヴェスプッチ南アメリカ探検によって、コロンブス以来探検がすすんでいた土地が、アジアとは別の大陸であることが明らかになり、この大陸は彼の名にちなんでアメリカ」と名付けられた。

 ・カブラルがブラジルに漂着し、この地をポルトガル領に(1500)

・マゼラン艦隊世界周遊(1519〜1522)

 

〈宗教革命のはじまり〉

・ルター【九十五カ条の論題】(1517)

ドイツ中部ザクセンヴィッテンベルグ大学神学教授マルティン=ルターは、魂の救いは善行にはよらず、キリストの福音(ふくいん)を信じること(福音信仰)のみによるとの確信から、贖宥状(しょくゆうじょう)(免罪符)の悪弊を攻撃する九十五カ条の論題を発表した。ルターの主張がドイツ各地に伝えられると、教皇庁の搾取に反発する諸侯や市民、領主の搾取のもとにあった農民など、広範な社会層がそれを支持した。

 

アウクスブルクの和議(1555)

ルターの説に影響を受けたミュンツァー農奴制の廃止などを要求するドイツ農民戦争を指導して処刑された。ザクセン選帝候をはじめ、ルターの教えを採用した諸侯は、カトリック教会の権威から離れ、領内の教会の首長となり、修道院の廃止や教会儀式の改革などをすすめた。その後、ドイツではカール5世イタリア戦争オスマン帝国によるウィーン包囲などの国際情勢のために、しばしばルター派との妥協に迫られた。旧教徒(カトリック)と新教徒(プロテスタント)の争いはシュマルカルデン戦争にまで発展したが、1555年、アウクスブルクの和議が成立した。

 

 

アメリ

・コルテル(スペイン)、アステカ王国征服(1519〜1521)

ピサロ(スペイン)、インカ帝国征服(1532〜1533)

・スペイン、ポトシ銀山発見(1545)

スペインの植民地では、聖職者のラス=カサスのように、先住民の救済につとめた人物も一部には存在したが、多くの場合、抵抗を続ける先住民を植民者が労働力として酷使した。また、ヨーロッパから伝染病がもたらされた結果、先住民の人口は激減した。

 

世界商業圏の形成は広大な海外市場を開くことで、すでに芽生え始めていた資本主義経の発達を促した。また、ラテンアメリカ(メキシコ以南の地域)の銀山から大量の銀が流入し、ヨーロッパの物価は2〜3倍に上昇した。この物価騰貴は価格革命と呼ばれ、固定地代の収入で生活する領主は打撃を受けた。

 

③西・中央アジア

オスマン帝国(1299〜1922)

サファヴィー朝の興隆〉

ティムール朝が衰えた後、イランでは神秘主義教団の長イスマーイール武装した遊牧民の信者を率いてタブリーズを占領し、サファヴィー朝を開いた。サファヴィー朝は国内統一のためにシーア派を国教とし、古代以来イランの王を意味するシャーの称号をもちい、イラン人の民族意識の高揚につとめた。サファヴィー朝は、アッバース1世のときに最盛期を迎えた。新首都イスファハーンを建設して、美しいモスク・学校・庭園などで首都をかざった。

 

④南アジア

ムガル帝国(1526〜1858)

ムガル帝国の成立〉

ティムールの子孫バーブが、カーブルを本拠にして北インドに進出し始めた。バーブルは1526年のパーニーパットの戦いデリー=スルタン朝最後のロディー朝の軍に勝利をおさめ、ムガル帝国の基礎を築いた。帝国の実質的な建設者は第3代皇帝アクバルで、中央集権的な統治機構を整え、首都をアグラに移した。

 

⑤中国

※明(1368〜1644)

〈北虜南倭〉

16世紀半ばに、北方のモンゴル、東南海岸の倭寇の活動が激化して明を苦しめた(北虜南倭)。明は従来の貿易統制政策を続ける事ができず、モンゴルと講和して交易場をもうけるとともに、海禁をゆるめて民間人の海外貿易を許した。

 

⑥日本

室町時代

ポルトガル人、種子島来航(鉄砲伝来)(1543)

・フランシスコ=ザビエル、キリスト教を伝える(1549)

織田信長室町幕府を滅ぼす(1573)

安土桃山時代

豊臣秀吉、全国統一(1590)

文禄の役(1592)

慶長の役(1597)