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「教科書で学ぶ現代社会」中国現代史と香港デモ

①香港で、ウイグル族人権状況の改善抗議集会

政府や警察への抗議活動が半年余り続く香港で、12月22日午後に、ウイグル族の人権状況に対する抗議集会が行われた。中国の新疆(しんきょう)ウイグル自治区ではイスラム教徒のウイグル族が、当局の施設に不当に拘束されて思想教育を強制されているとされ、アメリカをはじめとした国際社会から批判の声が上がっている。参加者は「きょうの新疆はあすの香港だ」「ウイグル族とともに立ち上がろう」と声を上げるなどして、中国政府に人権状況の改善を訴えた。

②中国現代史のポイント

共産党による一党独裁体制〉

マルクス・レーニン主義の理論では、社会主義の政治体制は労働者・農民の階級的利害を代表する共産党による独裁が正しいとされた。これに加えて中国共産党は、内戦を戦い自ら国家権力を勝ち取ったのだから、権力を独占するのは正当だと考えている。共産党は実質的に政府と一体化。国家主席の任期は5年

 

1949年:中華人民共和国成立

中華民国政府(国民党政権)が台湾に移転

1958年:大躍進政策人民公社設立・鉄鋼増産)→失敗

1959年:毛沢東主席辞任劉少奇国家主席に就任⇒調整政策

1966年:プロレタリア文化大革命劉少奇失脚(毛沢東復活)

劉少奇の政策に不満を抱く毛沢東は、自らの革命路線を実現するために文化大革命を呼びかけた。これに動員されたのは学生・青少年からなる紅衛兵だった。紅衛兵は「毛沢東語録」を掲げ、「反革命」とみなした各級幹部や知識人を糾弾し、暴力や精神的屈辱を加えた。

1976年:第一次天安門事件⇒鄧小平失脚

1977年:文化大革命終結宣言⇒鄧小平復活

1989年:第二次天安門事件

共産党の一党支配の持続や民主化なき経済改革への不満が学生・知識人の間で高まり、天安門広場民主化を要求したが、政府はこれを武力でおさえた。

1997年:イギリスより香港返還

1999年:ポルトガルよりマカオ返還

2010:GDP世界第2位に

2013年:習近平国家主席

 

漢民族少数民族

中国は56の民族からなる多民族国家。92%を漢民族が占めるが、各民族は平等とされ、固有の民族の尊重がうたわれている。少数民族居住地域には各級自治区がおかれているが、分離独立につながる運動は激しく弾圧されている。

 

1955年:新疆ウイグル自治区成立

1959年:チベット動乱(ダライ・ラマ14世インドに亡命)

1965年:チベット自治区成立

1990年代:ウイグル独立運動活発化

※言語統制やイスラームへの介入に対する反発化

2008年:チベット人の反中国運動

2009年:ウイグル人の反中国運動

 

〈台湾の経済発展と対中関係〉

1949年:国民党政権、台湾に移転(蒋介石独裁)

1988年:李登輝が総裁に(初の外省人

外省人・・・1945年以前から台湾に本籍を持つ人

2000年:陳水扁、総統に就任(台湾独立派)

2008年:馬英九、総統に就任(対中融和派)

2016年:蔡英文、総統に就任(台湾独立派)

※総統選挙で国民党を破り、初の女性総統に就任。台湾独立派で、アメリカの主張に従い、中台関係では現状維持を主張している。

 

〈香港の歴史〉

1840年アヘン戦争⇒1842年:南京条約

香港島割譲

1856年:アロー戦争⇒1860年:北京条約

九竜半島南部割譲

1898年:英、新界租借⇒英領香港成立

1941年:太平洋戦争により、日本軍占領

1945年:イギリス軍が再度占領

1982年:香港返還交渉開始(英サッチャー首相)

1984年:中英共同声明で返還に合意

一国二制度、50年間現状不変、香港人による統治

1997年:イギリスより香港返還

 

【参考】

www3.nhk.or.jp