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メキシコ関連ニュース_2021年8月30日~9月5日

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先週のメキシコ関連ニュースは、引き続きハリケーン「アイダ」の影響について取り上げられていました。マツダ工場の営業停止と川崎重工業の工場新設と、メキシコと日本企業のつながりの深さを感じさせるニュースも興味深いです。メキシコの2大問題である移民問題と麻薬問題については、どちらかが毎週大きなニュースとして取り上げられていますが、今後も問題解決に向けた動きが重要になりそうです。今週も米経済とメキシコ経済の連関に関するニュースや、メキシコ経済の回復が未だ不透明である事が取り上げられています。全てのデータがプラスになる事はおそらく今後も難しく、コロナ感染が収束するのか、拡大していくのかの見通しも見えないため、経済指標のデータは今後も月ごとの変動が大きくなりそうですね。

以下、先週のニュースの要約です。

【9月3日:ロイター】

ハリケーン「アイダ」の影響で米メキシコ湾のエネルギー施設のほとんどがなお復旧していない。石油は一日の生産量の93%に当たる170万バレル。天然ガスは89%に当たる5,636万㎥の生産が停止している。

jp.reuters.com

【9月3日:日経新聞

マツダは3日、メキシコ工場を7日間止めると明らかにした。マレーシアで新型コロナウイルスの感染が拡大し、半導体を使う部品の調達が難しくなったため。マツダは7月、8月も工場の稼働を一時停止した。メキシコ工場では主に米国向けに多目的スポーツカー「CX−30」などを生産している。同じく閉鎖するタイ工場とメキシコ工場で、マツダ全体の生産の2割り程度を担っている。

www.nikkei.com

【9月2日:日経新聞

メキシコ銀行(中央銀行)は1日、外国からメキシコへの7月の送金額が前年同月比29%増の45億4025万ドル(約5,000億円)だったと発表。2021年5月を上回り過去最高となった。主要な労働先である米国で経済が回復している一方、失業給付の特例加算も続いており、母国の親族への送金の増加基調は続いている。

 

送金はメキシコの低所得者層向けが中心となるため、「民間消費の下支えにつながっている」(米ゴールドマン・サックス

www.nikkei.com

【9月2日:日刊自動車新聞

川崎重工業、約300億円を投じて北米のオフロード四輪車の生産能力を増強すると発表した。2023年3月までに米国の生産能力を引き上げるとともに、メキシコでは23年度に新工場を立ち上げる。20年4月~21年3月期の四輪車(ジェットスキー含む)の売上高はコロナ禍にも関わらず前年と比べて約2割増加していた。

news.yahoo.co.jp

【9月2日:朝鮮日報

釜山地検反腐敗・強力捜査部は1日、メキシコから1兆3000億ウォン(約1237億円)相当の覚醒剤404.23キログラムを韓国に密輸した罪でA容疑者(35)を起訴したと発表した。韓国で摘発された覚醒剤密輸としては過去最大規模で、最近5年間に韓国で摘発された密輸覚醒剤の総量(339キログラム)を上回る。

news.yahoo.co.jp

【9月2日:外為どっとコム

メキシコ中銀は31日に発表したインフレレポートで、今年第4四半期のインフレ見通しを5.7%に上方修正(従来4.8%)。今年の成長率見通しも6.0%から6.2%に引き上げた。1日に発表された7月のメキシコ国内への海外からの総金額は過去最高を記録。

 

ただ、メキシコ8月製造業PMIは47.1と前月の49.6から低下しており、経済回復のペースの鈍さが浮き彫りになった。

 

メキシコ中銀が9月30日の金融政策決定会合で追加利上げに踏み切るかは依然として不透明。9月9日に発表されるメキシコ8月消費者物価指数に注目

media.gaitame.com