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賃貸派お父さんの住宅購入物語〜第12話_旗竿地って買って大丈夫?〜

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物件検討中に、唯一新築戸建で購入候補に上がった物件があります。小中学校徒歩3分圏内。このエリアで中古戸建を購入しようとすると築20年程度のリノベ済み物件で3,500万〜3,800万。候補に上がった新築戸建は同じ分譲地に立つ2建の戸建。1建は整形地で4,500万。もう1建は旗竿地で4,300万。予算的にはどちらも苦しいですが、新築希望の妻にとっては候補の一つになったようです。新築の新しさに500万〜1,000万プラスで払う事に自分は価値を感じませんが、これはもはや価値観の世界。

 

今回のテーマは、整形地と旗竿地の価格差200万円をどう捉えるか。そして、旗竿地の物件を購入するメリットとデメリットです。今回の物件は、分譲住宅という事もあり、周囲の戸建の建設が同時に進んでいるので、採光に関しては十分配慮されていました。旗竿地の物件は2階リビングになっており、むしろ水回りとリビングが2階に集まっていることで、自分の役割である洗濯物を干す作業も楽そうです。「この2建でもし購入するなら価格も安い旗竿地かな?」という気持ちがよぎりましたが、旗竿地の購入についてはしっかりとメリット・デメリットを把握したほうが良さそうです。

 

【旗竿地のデメリット】

①車2台の場合は縦列駐車になる

我が家はそもそも車がないので、これはデメリットにはならなそうです。

②防犯対策が必要

旗竿地は、奥まったところに玄関や窓があるため、泥棒に狙われやすいそう。反面、「静か」「プライバシー」が保ちやすいというメリットに繋がりますが、防犯面のリスクが気になる場合は避けたほうが良さそうですね。

③土地の価値が低い

整形地に比べ、土地の価値が70%〜85%ほど低くなるそう。言い換えると「安く買える」というメリットになりますが、売却時の売りにくさに繋がる可能性があります。実際の土地の価値については物件ごとに異なると思うので、事前に確認する必要がありますね。

④工事費が高くなる可能性

道路と接している幅員が狭いと重機が入れず、工事費が高くなる可能性があるそう。今回見た物件は幅員が3mほどあり、旗竿地の中では広めのようです。ただし、今後のメンテナンスで必要になりそうな工事で問題がなさそうかは確認する必要がありそうです。

⑤採光・通風が悪い

これは、現物を確認する必要がありますね。自分が検討した物件は2階リビングで、採光は問題ありませんが、各居室が1階のため、居室は多少暗くなります。どの程度の採光を求めるかは個人差があると思うので、旗竿地購入の場合は、実物を見れる建売のほうが安心して買えそうです。

 

今回検討した物件は、我が家にとっては旗竿地のデメリットをあまり感じさせない物件でした。しかし、整形地との価格差200万円というのが、割安とはあまり感じさせない価格だったのと、他に検討している中古マンションの立地のほうが優れているため見送りとなりました。

 

旗竿地は進んで購入するような物件ではなさそうですが、デメリットを理解した上で、むしろメリットと感じるようであれば検討してもいいかもしれませんね。

※「ゼロ仲介チャンネル」

ゼロ仲介チャンネルの質問箱に質問をさせていただいたら、Youtubeで答えていただけました。資産価値よりも「自分たちが住みたい家を購入する」。家族の要望も多い状態なので、資産価値という考えは一旦優先順位を下げて考えていこうと思います。ありがとうございます。

youtu.be

※「横浜不動産鑑定」

旗竿地の土地の価値は整形地の70%〜85%。将来の建替えの困難さや、人口減少(買い手減少)の時に、旗竿地を選ぶ買い手は少ないだろうという予測から、リスク回避の視点で旗竿地の購入をオススメしていません。

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