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発達障害&不登校児の通信制高校比較〜授業・レポート・試験〜

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通信制高校の多くが単位制のため、単位習得のためには科目ごとに必要な「授業(スクーリング)回数」「レポート数」「試験」をクリアする必要があります。各通信制高校ごとに、「スクーリング」「レポート」「試験」の内容や会場が異なるので、通信制高校を検討する際の一つの判断基準になりそうです。

 

通信制高校の判断基準は「スクーリング方法」「レポート提出方法」「試験実施方法」「学費」「スケジューリングなどのサポート体制」「専門コースが必要か否か」6項目が主な基準になりそうです。この項目に従って、一人ひとりにあった条件が何かを比較検討すると、自分にあった通信制高校を絞ることができそうです。

 

【授業】

①集団授業

全日制高校と同じように、出席者全員が先生による講義型の授業を受ける。週3日または週5日で時間割が決まっている学校が多く、全日制に近い形で、規則正しい生活習慣を維持する事ができる。

②集団型個別指導

「国語」「数学」「理科」など、科目は決まっており、1つの教室に多くの生徒が集まって指導を受けるが、一人ひとり取り組む課題は異なる。必要に応じて先生からレポート作成の支援を受けるスタイル。

③個別指導

仕切りのある個別ブースなどで、担当の先生と相談した時間割に従って個別指導でレポート作成の支援を受ける。

④オンライン授業

Webを利用してオンラインで授業を受け、メディア視聴確認のレポートを提出する事でスクーリング回数としてカウントされる。いつでも、どこでも取り組むことができる。メディア視聴の確認レポートは、紙による提出の学校と、オンライン上で完結する学校がある。

⑤合宿スクーリング

卒業に必要な特別活動(3年間で30時間)や、必要なスクーリング回数を補うために、4日〜5日の合宿で集中的にスクーリングを行う。サポート校は基本的には合宿スクーリングが必須になる。ルネッサンス高等学校のように教科学習中心の学校もあれば、体験学習などが豊富な学校など、合宿の内容は学校によりさまざま。

【レポート】

紙ベースで提出する学校と、オンライン上で提出可能な学校に分かれる。ネット活用の最先端を行くN高等学校や、通信制高校(通学型ではない)を中心に生徒数を拡大してきたルネサンス高等学校のシステムが比較的高水準で整備されている印象。通学型の通信制高校では、授業内でレポート作成をする学校と、レポート作成は自宅学習課題としている学校に分かれる。基本的にレポートは、教科書や指定教材を見ながら取り組めばできる内容。

【試験】

基本的に年に1回または前後期に1回ずつ(計2回)の学校が多い。合宿スクーリング時にまとめて実施する学校や、最寄りの指定会場で実施する学校がある。飛鳥未来高等学校や八洲学園高等学校などは、通常通っている校舎で受験可能。実施会場や年に何回受験機会があるか、不合格時の対応などを確認する必要がありそう。