ここまで、発達障害&不登校児の通信制高校準備として、4つのネット教材を紹介してきました。発達障害・通信制高校の入学準備という視点で重要なのは「無学年制」「学習管理と進捗管理」という2点。この点で評価すると、オススメ教材の順位は以下になります。
1位:スタディサプリ個別指導コース
2位:すらら
3位:スマイルゼミ
4位:チャレンジタッチ
調査を続ける中で、すらら同様、経済産業省の「未来の教室」の実証事業に採択されている、城南進学研究社の「デキタス」も、条件を満たしている教材と判断できるので調べてみました。
【デキタスでの学習の流れ】
①1単元5分程度の動画で理解
②○✕問題で理解度確認
③基本問題で定着
④基本問題80%正解でチャレンジ問題に挑戦
⑤「キミ問」で間違えた問題の解き直し
単元ごとに「戻り学習」と「先取り学習」へのリンクボタンがあるので、苦手な単元については遡り学習が可能。
【すららとデキタスの違い】
①授業動画
「すらら」が動画の途中途中に問題が組み込まれているのに対し、デキタスは5分程度の動画と○✕問題が別れている。集中して動画を見るなら「すらら」。途中で問題が挟まるのが煩わしいと思うなら「デキタス」がおすすめ。
②遡り機能
「すらら」は間違いに応じて自動で遡り。一方「デキタス」は必要に応じて手動で遡り単元のリンクを押して遡り学習。
③サポート体制
「すらら」は「すららコーチ」による生徒・保護者に対するサポートや声掛け、学習計画を提案。「デキタス」は自己管理か保護者によるサポートが必要。
④料金
「すらら」10,978円(中学生5教科・入会金7,700円)
「デキタス」4,400円(中学生5教科・入会金無料)
どちらも専用タブレットは不要なので、「すららコーチ」によるサポートと「遡りが自動か手動か」の違いが価格差と考えて良さそうです。
順位をつけるのであれば、料金の差はありますが、「自動遡り」と「学習管理・進捗管理」のメリットを考えると「すらら」「デキタス」の順になりそうです。ある程度の自己管理や保護者のサポートが可能であれば、「デキタス」も選択肢の1つになりそうです。入会金無料で専用タブレットも不要なので、一度試してみて、うまく学習が進まなければ「すらら」に切り替えるのも1つの手ですね。