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集団で学ぶ価値⑨(まとめ)_「問題解決型学習での協調学習」と「基礎リテラシー向上型授業のゲーム化」

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集団で学ぶ価値は大きく2点に分類できそうです。

①問題解決型授業における協調学習

②基礎リテラシー向上型授業におけるゲーム化

 

集団で学ぶ価値①〜⑦を通じて、「授業」の目的を2つに分ける必要性が見えてきました。1つは「問題解決型授業」もう1つが「基礎リテラシー向上型授業」です。ベースになるのは「問題解決型授業」になりそうです。

 

【問題解決型授業】

学ぶ目的は「問題を解決するため」。「問題解決型授業」も、「過去の問題」に焦点を絞ったものと、「未来の問題」に焦点を絞ったものに区別して考えることができそうです。

①過去型

かつての人類がどのような「問題」に直面し、どのような「概念」を生み出して解決してきたか。「概念」のみを学ぶのではなく、「問題解決のために新たな概念が生み出された」つまり「問題と基本概念」をセットで学ぶ事が効果的と言えそうです。「過去型」は「生徒が仮説を立てる」という場面も設定できますが、どちらかというと、講師主導の知識伝達型が効率的で、「一緒に人類が生み出した概念を共有する・感動する」。というのが、集団で学ぶ価値になりそうです。

②未来型

「現在の問題」を解決するために、学んできた「基本概念」を活用できないかを考える。すでに獲得した基本概念で解ける「数学の初見の問題」なども含め、「未知の問題」は協調学習が最も活性化する可能性が高いです。「他の生徒がどのような概念を用いて問題を解決したか」を共有する事は、集団で学ぶ価値の醍醐味とも言えそうです。

 

過去型、未来型のどちらも「問題」が出発点になっているのがポイントです。「問題設定」が授業案の肝と言えそうです。

 

【基礎リテラシー向上型授業】

問題を解決するためには、基礎リテラシー(基礎知識・技能)が身についていたほうがスムーズであり、より複雑な問題解決に挑戦していく事ができます。問題解決型授業を通じて、基礎リテラシー向上の必要性を実感する事が、基礎リテラシー向上に向けた地道なトレーニングの出発点になりそうです。問題解決型授業が楽しいという実感が強ければ強いほど、基礎リテラシー向上のモチベーションも大きくなります。

 

ただし、基礎リテラシーの向上は「計算練習」や「知識の暗記」という地道なトレーニングを要するものが多いので、生徒状況によっては授業内で競争やレベル設定などのゲーム的要素を組み込む必要がありそうです。

 

【今後の追求テーマ】

①問題解決型授業の「授業案」の作成をどうする?

②基礎リテラシー向上型授業の「授業案(ゲーム化)」をどうする?

③基礎知識を効率的に身につけるにはどうすればいい?

 

【集団で学ぶ価値①〜⑦】

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