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基本概念を学ぶ世界史_ギリシア世界①_植民活動

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【問題】

大河や肥沃な大平野に恵まれない地中海世界の人口増加問題をどうする?

 

【問い】

①その概念はどのような背景で生まれたか?

・人口増加を支えるための穀物の獲得が最優先課題。

・大河や肥沃な土地に恵まれず、多くの人口を抱える統一国家の形成が困難。

 

②その問題はどのような背景で生まれたか?

・地方から農産物や武器、手工業製品などを貢納させ、王宮で働く多数の職人や奴隷を養う貢納王制が破綻。

・地中海地域の陸地は大河や肥沃な大平野に恵まれていない。

・夏は暑く乾燥し、冬に少量の雨が降る地中海性気候。痩せた石灰岩質の土地で、オリーブやブドウなどの果樹栽培や羊の放牧には適しているが、穀物生産に不適。

・集住(シノイキスモス)によって都市国家(ポリス)を作ったが、統一国家を作ることはなかった。

③その概念によってどのような問題が解決し、その後どうなったか?

・地中海と国会沿岸に植民市を建設し、人口増加問題と土地不足問題に対応。

・交易活動が活発化した。

フェニキア文字をもとにしたアルファベットが商業活動で用いられるように。

【重要事項】

大河や肥沃な大平野に恵まれない地中海沿岸地域では、BC8世紀半ばになると人口増加と土地不足問題解決のために植民活動に乗り出した。穀物の獲得が最優先課題であり、地中海沿岸のエジプトや黒海沿岸などに植民市を建設し、交易活動が活発化した。古代ギリシアは地中海沿岸部中心に小国分立状態で統一国家を作る事はなかった。

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