新NISAに向けてますます注目の高まるインド株式インデックスファンド。今まで大和の
iFreeNEXTインド株インデックスが信託報酬0.781%で最安値でしたが、これを大きく下回る2つのファンドの誕生が発表されました。
1本目が、SBIアセットマネジメントが設定したSBI・iシェアーズ インド株式インデックス・ファンド。2本目がauアセットマネジメントが設定したauAM Nifty50インド株ファンドです。
信託報酬はSBIが0.464%で最安。続くauが0.539%とどちらも大和の0.781%を大きく下回ります。今後他社の競合商品やさらなる手数料の値下げがなければ、インド株投資はSBI一強になっていく可能性がありそうです。
違いは連動する指数。SBIが「S&P BSE SENSEXインデックス」なのに対し、auと大和は「Nifty50インデックス」に連動。以下で違いについて見ていきます。
アメリカのS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社とボンベイ証券取引所(BSE)の合弁会社により算出され、ボンベイ証券取引所に上場するインドを代表する株式30銘柄で構成されている指標。ボンベイ証券取引所の前身はムンバイ証券取引所でアジアで最も古い証券取引所。
【Nifty50インデックス】
インド国立証券取引所(NSE)に上場している株式50銘柄で構成される株価指数。SENSEX同様、時価総額加重平均による株価指数です。
Nifty50の方が銘柄数が多いものの、値動きはほぼ同じなため、現時点では信託報酬最安になるSBIに人気が集まりそうな気配。
2023年8月は、「NASDAQ100連動の新投資信託の設定」「オルカンの信託報酬値下げ」それに続いてのインド株投資信託の登場と、新NISAに向けて、今後の期待を感じさせる1ヶ月でした。今後の各社の新ファンド設定や信託報酬の値下げに期待したいと思います。