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教育・仕事・生活

2020年、キャッシュレス決済は結局Suicaに収束

●キャッシュレス決済を取り巻く変化(改悪)

①2020年2月1日から、ヤフーカードからPayPayにチャージした際のTポイント1%付与終了

②2020年4月1日から、PayPay残高利用のポイント付与が1.5%から0.5%に変更(前月の利用が50回以上、10万円以上などの条件を満たせば最大1.5%)。

③2020年4月1日から、旧Kyash(Kyash Liteに名称変更)利用時のポイント還元が1%から0.5%に変更(発行手数料900円の新Kyashカードは1%)。

④2020年6月末、ポイント還元ではなく、即時現金割引でかつデビットカードも紐付けらていたOrigami Payのサービス終了

上記のような変更の中、もともとスキャン支払いなどの煩わしさがありながらもポイント還元率を目当てに利用していたスマホ決済払いの見直しを進めています。利便性とポイント還元の両面から考えて、結局キャッシュレス決済はSuicaの利用をメインにしていくことにしました。

 

●2020年のキャッシュレス決済は次の3パターン

ビックカメラSuicaオートチャージと紐づけたSuica

ビックカメラSuicaカードからのSuicaチャージで1.5%のポイントが付与されます。タッチ決済の利便性も合わせて考えると、結局Suicaの利用がメインになりそうです。

Web明細の設定で明細発行月は50ポイント付与。初年度無料、2年目以降も1回でも利用があれば年会費無料なので、よっぽどの事がなければ永年無料で利用できます。貯まったJREPointはネットで事前申請する煩わしさはありますがSuicaチャージに利用できるので無駄なく活用できます。

 

②利用できる店舗数と友人同士の送金の利便性でPayPayは継続

利用頻度は減りますが、PayPayしか利用できない店舗も多く、割り勘など友人同士の1円単位での送金の利便性があるので、Suica利用の隙間を埋める形でPayPay利用も継続することになりそうです。

 

③旧Kyash+住信ネット銀行のMastercardデビットカード

旧Kyash(4月から0.5%)に住信SBIネット銀行のMastercardデビットカード(0.8%)で1.3%のポイント還元も、Suicaが利用できないクレジットカード利用可能店舗アマゾンの支払いなどで継続してい利用していきます。即時銀行口座から引き落とされるデビットカードはクレジットカードよりも出金の管理がしやすく便利。Kyashはアプリ上で貯まったポイントを即時支払いに使えるのが便利。住信SBIネット銀行もアプリ上で500ポイント単位で口座に入金できるで便利。ただし、今後有料になる新Kyashカード(発行手数料900円)や、KyashLiteカード(発行手数料300円)は、発行するたびにカード番号が変わる煩わしさと、ポイント還元率を考えて見送る予定(5年または100万円の利用という有効期限が終了した時点で、再発行せずに、デビットカードのみに切り替える予定)。

 

「教科書中心学習法」数学編

●勉強法哲学

①教科書中心主義

参考書の多くが教科書内容を噛み砕いてわかりやすくしたものになっているが、噛み砕かなければ理解できない状態になると、あらゆる科目で膨大な量の参考書に取り組む必要が出てくる。教科書+最低限の厳選した問題集で学力を伸ばせるようになることが、最も効率的かつ経済的な学習方法であると考える。

 

②映像授業は最大限活用(ただし活用方法に注意)

映像授業やアプリなど活用できるものは何でも活用する。ただし、映像授業はあまりにも多様になり、どれを選べばいいか判断に迷う状況になってしまっている。かつ、活字で理解ができるのであればそちらの方が時間対効果が高いため、映像授業はあくまで、理解がどうしてもできない時の補助手段として活用。問題集と連携した映像授業がベスト。

 

●数学学習教材

①教科書

学校教科書でいいが、学び直しとして高校数学に取り組むのであれば、長岡亮介先生の「長岡先生の授業が聞ける高校数学の教科書」がおすすめ。私が購入したときはKindle版で2084円(2020年2月16日現在4246円で、2133ポイント還元される形で販売)。旧過程の内容ではありますが、この値段で高校数学全内容を音声付きで確認できるのでおすすめです。新課程に対応したものはIA、ⅡB、Ⅲに分冊されており、Youtubeから音声を聞くことも可能。すべての音声を聞きながら学習したいところですが、時間的に厳しいので、どうしても理解が不十分と感じる単元に絞って音声を活用

長岡先生の授業が聞ける高校数学の教科書数学 (考える大人の学び直しシリーズ)

長岡先生の授業が聞ける高校数学の教科書数学 (考える大人の学び直しシリーズ)

  • 作者:長岡 亮介
  • 出版社/メーカー: 旺文社
  • 発売日: 2011/09/23
  • メディア: 単行本
 
【音声DVD-ROM付】長岡の教科書 数学I+A 全解説

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  • 作者:長岡亮介
  • 出版社/メーカー: 旺文社
  • 発売日: 2015/12/24
  • メディア: 単行本
 

 

YouTube で学べる長岡先生の集中講義

 IAⅡB上巻、ⅠAⅡB下巻、ⅢCの三冊。教科書内容を一通り終えた後に挑戦。こちらは、Youtubeの解説授業と連動しており、一通り問題を解いた後に動画を確認。

YouTubeで学べる 長岡先生の集中講義+問題集 数学I+A+II+B 上巻

YouTubeで学べる 長岡先生の集中講義+問題集 数学I+A+II+B 上巻

  • 作者:長岡 亮介
  • 出版社/メーカー: 旺文社
  • 発売日: 2018/03/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

●勝手に師匠

長岡亮介先生

数学の面白さや、公式の持つ奥深さを伝えてくれるだけでなく、音声をYoutubeを活用したアダプティブラーニングの実現にも積極的に尽力されており、講師のあり方、教室のあり方など、数学以外の指導哲学からも学ぶものが多くあります。

 

②永野祐之先生

神奈川で永野数学塾を開き、著書多数。「数学史」や「物理数学」など、幅広い知見で数学の面白さを説かれていてとても勉強になります。 

はじめての物理数学 自然界を司る法則を数式で導く

はじめての物理数学 自然界を司る法則を数式で導く

 

 

秋山仁先生

小中学生向けの著書も多く、数学的思考力をつけるための授業構成や、解説授業をする際の参考にさせていただいています。

秋山仁のおもしろ数学発想法 戦略編1

秋山仁のおもしろ数学発想法 戦略編1

  • 作者:秋山 仁,門間 明
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 1995/04/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

④栗田哲也先生

数学オリンピックを目指す学生の講師を務め、東京出版の「中学への数学」「高校への数学」「大学への数学」にも多数寄稿されている先生。「数学ができるようになるにはどうすればいいか?」「数学力とは何か?」など、多くの生徒さんへの指導経験をもとに、身につけさせるべき能力や、学習方法について具体的に提示されており勉強になります。

 

「人物で学ぶ世界史」マリア=テレジア

●マリア=テレジア概略

オーストリアハプスブルク家は男子の継承者がいなかったため、父カール6世からハプスブルク家の全領土を継承(在位1740〜1780)。1765〜1780は長男のヨーゼフ2世と共同統治。一時はプロイセンフリードリヒ2世との婚姻の話もあったそう。女王であり、戦争が相次ぐ中、20年間で16人の子どもを産んだ。

 

オーストリア継承戦争七年戦争

マリア=テレジアがオーストリアハプスブルク家の全領土を継承

オーストリア継承戦争(1740〜1748)

バイエルン選帝候(妻がハプスブルク家出身(マリア=テレジアのいとこ))が、自らの継承権を主張し、プロイセン(フリードリヒ2世)フランス(ルイ15世スペイン(フェリペ5世)が支援し、オーストリア継承戦争が始まる。

⇒フランスと敵対するイギリスがオーストリアを支援

→アーヘン和約(1748)

・マリア=テレジアの領土継承を承認

プロイセンがシュレジエン(石炭と鉄の産地)を獲得

⇒シュレジエン奪回を目指してフランス・ロシアと同盟(外交革命)

・エリザヴェーダ女帝(ロシア)と同盟

ルイ15世の愛人、ポンパドゥール夫人と接触しフランスと同盟

・このとき、マリア=テレジアの娘マリー・アントワネットは、後のルイ16世(フランス)に嫁いだ。

→警戒したフリードリヒ2世が宣戦七年戦争

・フランスと敵対するイギリスはプロイセン側につく

・最初オーストリア側が優勢だったが、ロシアのエリザヴェーダ女帝が急死し、後を継いだピョートル3世はフリードリヒ2世よりだったため、ロシアが戦線から離脱。フランスとイギリスのフレンチ=インディアン戦争もイギリスが優位な状況になったこともあり、講和条約を結んだ。

→フベルトゥスブルク和約(1763)

プロイセンのシュレジエン領有を再確認

「教科書で学ぶ世界史」太陽王ルイ14世

ルイ14世(1643年〜1715年)とは?

5歳で即位し、宰相マザランが補佐。マザランの死後、1661年から親政を開始。強大な権力をふるって太陽王と呼ばれた。朕は国家なりと語ったと伝えられる。

 

ルイ14世の治世

フロンドの乱(1648年〜1653年)

フランス最後の貴族・高等法院による反乱。1653年に終息。

 

ウェストファリア条約(1648年)

オーストリアの属領ベーメンの新教徒が、ハプスブルク家によるカトリック信仰の強制に反抗したのをきっかけに1618年から始まった三十年戦争は、宗教対立をこえたハプスブルク家対フランスの戦いに発展。三十年戦争は、1648年のウェストファリア条約終結した。これによりハプスブルク家は後退し、フランスはアルザスの領有権を獲得した。

 

ヴェルサイユ宮殿造営開始(1661年)

パリ南西の広大な敷地に20年以上の歳月をかけてつくったバロック建築の傑作。壮麗な宮廷生活が営まれた。

 

④財務総監コルベールによる重商主義政策

財務総監コルベール(在1665年〜1683年)は、東インド会社を再建し、特権マニュファクチュアを創設するなどして国内の商工業を育成。国家が経済に介入して自国を富ませる重商主義政策のもとでは、自国製品のために国外の市場が必要とされたことから、植民地を求めて度々侵略戦争をおこした

・南ネーデルランド継承戦争(1667年〜1668年)

オランダ戦争(1672年〜1678年)

・ファルツ戦争(アウグスブルク同盟戦争)(1688年〜1697年)

ルイジアナ植民地建設(1682年)

 

⑤ナントの王令廃止(1685年)

一般の国民は多額の戦費と宮廷費をまかなう税金の負担に苦しみ、またナントの王令の廃止によって、ユグノーの商工業者が大量に亡命したことで国内産業の発展も阻害され、財政が悪化した。

※ナントの王令

シャルル9世と母親の摂政カトリーヌ=ド=メディシスのもとでユグノー戦争という内乱(1562年〜1598年)が勃発。宗教問題よりも国家の統一を優先しようとしたブルボン家アンリ4世が王位につくと、アンリ4世は新教から旧教に改宗するとともに、ナントの王令でユグノーカルヴァン派の新教徒勢力)にも大幅な信教の自由を与えて、ユグノー戦争を終わらせた

 

スペイン継承戦争

ルイ14世ブルボン家)は、1659年のピレネー条約で、スペイン王フェリペ4世ハプスブルク家)の娘マリ=テレーズを后とした。

 

スペインのハプスブルク家が断絶したとき、ルイ14世の孫がフェリペ5世として王位を継いだが、ハプスブルク家オーストリアはこれに反対。イギリス・オランダなとど連合したオーストリアと戦い、ユトレヒト条約(1713年)によって、フランスとスペインは合同しないという条件でブルボン家スペイン王位継承を各国に認めさせた。

 

この代償として、イギリスはスペインからジブラルタル・ミノルカ島、フランスからニューフィンランドアカディアハドソン湾地方を得た。

「教科書で学ぶ世界史」カールの戴冠って何?

フランク王国の状況

①クローヴィスの治世

481年:クローヴィス即位メロヴィング家)

・前フランク統一

・正統派のアタナシウス派に改宗

ゲルマン人の多くがが異端のアリウス派を信仰していたため、ローマ人貴族を取り込んで西ヨーロッパの中心勢力に。

・6世紀半ばに全ガリア統一

 

②宮宰カール=マルテルの台頭

8世紀には、メロヴィング家の権力は衰え、王家の行政と財政の長官である宮宰(きゅうしょう)が実権を掌握するようになった。宮宰カール=マルテルカロリング家)は、732年のトゥール・ポワティエ間の戦いイスラーム軍を撃退し、西方キリスト教世界をイスラームウマイヤ朝)勢力から守った。

 

ピピンの治世

カール=マルテルの子ピピンは、751年、メロヴィング家を廃して王位につき、カロリング朝を開いた。

 

カール大帝ピピンの子)の治世

全国を州に分け、有力豪族を「伯」に任命。巡察使によって伯を監督した。

 

●ローマ教会の状況

①東西キリスト教の対立

726年、ビザンツ皇帝レオン3世聖像禁止令を発布(初期キリスト教偶像崇拝を禁ずる教理に反する・偶像崇拝イスラーム教に対抗)。しかし、ゲルマン人への布教に聖像を必要としたローマ教会はこれに反発し、東西ローマ教会の対立を強めることに。

 

フランク王国との接近

ビザンツ帝国に対抗する政治権力を求め、ローマ教皇イスラーム勢力から西方キリスト教世界を守ったフランク王国に接近。カール=マルテルの子、ピピンがフランク王位を継承することを認める

 

ピピンは返礼として、イタリアのランゴバルト王国を攻め、奪ったラヴェンナ地方を教皇に寄進したピピンの寄進)

 

③カールの戴冠(たいかん)

教皇レオ3世は、800年のクリスマスの夜にローマ皇帝の帝冠を与え、「西ローマ帝国」の復活を宣言(ローマの戴冠)。これにより、ローマ以来の古典古代文化、キリスト教ゲルマン人が融合した西ヨーロッパ中世世界が誕生した。

 

「教科書中心学習法」世界史編

●勉強法哲学

①教科書中心主義

「教科書中心に使える知識を身につける事ができれば経済的にも時間的にも最も効率的ではないか?」という考えを基に、「教科書+資料集+必要最小限の厳選した問題集」による学習スタイルを提案。教科書の再読は科学的には効果が低いというデータも示されているようですが、「字面を追うだけの再読」や、「説明する・問いを立てるという意識がないままの再読」が、効果が現れない原因なのではないかとも感じています。最低限の学習教材で最大の成果を目指します。

 

②アプリの活用

アプリの活用は隙間時間や丸付けなどの作業時間の削減につながり効果的。特に音声学習が重要になる英語はアプリと連動したものを積極的に活用。

 

③音読中心主義

「使える知識=コミュニケーションで使える知識」を前提に、効果的な学習方法として音読を推奨。音読時の大事なポイントは2点。1つ目は「誰かに伝える(説明する)」つもりで音読すること。2つ目は音読時に「疑問に感じたことをメモすること」。たとえすぐに解決しなくても、自ら抱いた疑問や、問いはその後も頭の片隅に残り続けます。この「問い」が学習意欲の根源にもなります。

 

●世界史学習教材

①詳説世界史B(山川出版)

タペストリー(帝国書院

最新世界史図説タペストリー 十七訂版

最新世界史図説タペストリー 十七訂版

 

③山川世界史一問一答(アプリ) 

www.yamakawa.co.jp

 ④詳説世界史研究

詳説世界史研究

詳説世界史研究

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 山川出版社
  • 発売日: 2017/12/03
  • メディア: 単行本
 

 ⑤世界史Bマスター問題集

合格へのトライ 世界史Bマスター問題集 改訂版

合格へのトライ 世界史Bマスター問題集 改訂版

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 山川出版社
  • 発売日: 2017/12/03
  • メディア: 単行本
 

 

●世界史学習手順

①教科書音読

誰かに説明するつもりで音読。「説明できるようになりたいポイント」や「理解があいまいなポイント」、「疑問点をメモ」。

 

②一問一答で確認

教科書で読んだ単元を一問一答で確認

 

③教科書再読または詳説世界史研究音読

一問一答で間違い多かった場合は教科書再読。因果関係が掴みづらい単元は詳説世界史研究を確認。

※教科書は、ところどころ「注」が挟まって断絶されるが、世界史研究は教科書で「注」がついている内容も文章に組み込まれて説明されているので、ストーリーとして因果関係が掴みやすい。

 

④隙間時間に一問一答アプリ

通勤・通学時の隙間時間に一問一答アプリで基本知識が弱い部分を把握。「東南アジアの事全然わかってないな?」「○○2世とか曖昧だな」など、自分が説明できないところを把握。全然わからなくても気にせずに「また今度教科書読んで理解できるようになったらうれしいな」という熱醸成につなげる。

 

⑤ 世界史Bマスター問題集で知識の整理と弱点単元の確認

世界史Bマスター問題集で知識の整理と弱点単元の確認。アウトプット型の問題集は知識の効率的な定着には効果的だと思いますが、できればあれこれと問題集に手を出すのは避けたいところ。ユーチューバーのムンディー先生おすすめの問題集。

 

⑥時間がある時に人物や地理情報を確認

時間がある時に、気になる人物を中心に教科書や資料集で事象を整理。気になる地理情報も資料集や地図帳で確認。

 

●勝手に師匠

①新里将平先生(トライイット)

無料動画授業の「トライイット」は、予備校の先生がどうやって説明しているのかの参考に視聴。すべてを見ると時間がかかるので、気になる単元だけ時間がある時に見て参考にさせていただいてます。

www.try-it.jp

 ②世界史の窓

世界史の用語で疑問があった時に検索すると必ず上位に出てくる世界史に関するホームページ。調べるために必ず学びがあるので、いつもお世話になっています。

https://www.y-history.net/

「教科書で学ぶ世界史」イスラーム帝国の形成と分裂

正統カリフ時代(632年〜661年)

ムハンマドの死後、アブー=バクルをカリフに選出

・征服活動(ジハード)開始(イラク・シリア・エジプト征服)

首都:メディナ

・第4代正統カリフアリー暗殺(661年)

 

ウマイヤ朝(661年〜750年)

・アリー暗殺後に、シリア総督のムアーウィヤが創設

・カリフを宣言

首都:ダマスクス

西ゴート王国を滅ぼしてイベリア半島征服(711年)

トゥール・ポワティエ間の戦いで敗北(732年)

※トゥール・ポワティエ間の戦い

イベリア半島進出後、しばしばフランク王国に侵入したが、トゥール・ポワティエ間の戦いで敗れ、ピレネー山脈の南に退いた。

 

アッバース朝(750年〜1258年)

アブー=アルアッバースムハンマドの叔父の子孫)がウマイヤ朝を滅ぼして創設

・2代目カリフのマンスールが、首都バグダードを造営

・5代目カリフのハールーン=アッラシードの治世に黄金時代

・ハールーン=アッラシードの死後、つぎつぎと独立王朝が成立

 

④独立王朝

後ウマイヤ朝(756年〜1031年)

アッバース朝の建国後、ウマイヤ朝の一族がイベリア半島に逃れて建てた王朝。首都コルドバに大モスクをはじめ、高度なイスラーム文化を生み出した。

 

ファーティマ朝(909年〜1171年)

シーア派のなかでも急進的な一派で、969年にエジプトを征服して、ナイル川の東岸に首都カイロを造営。建国のはじめからカリフの称号を用い、アッバース朝カリフの権威を正面から否定

 

ブワイフ朝(932年〜1062年)

イラン人の軍事政権ブワイフ朝は、946年にバグダードに入城し、カリフから大アミール(軍司令官たちのなかの第一人者)に任じられるとともに、カリフにかわってイスラーム法を施行する権限を与えられた。

 

セルジューク朝(1038年〜1194年)

中央アジアから西方に進出したトルコ人セルジューク朝は、マムルークトルコ人奴隷)を採用し、強力な軍隊組織を整えた。建国者のトゥグリル=ベクは1055年にブワイフ朝を追ってバグダードに入城し、アッバース朝からスルタン(支配者)の称号を授けられたスンナ派を奉ずるセルジューク朝は、シーア派のファティーマ朝に対抗してバグダードやイスファハーンなど領内の主要都市に学院(マドラサ)を建設し、スンナ派の神学と法学を奨励して学問の育成につとめた。

 

※カラハン朝(10世紀半ば〜12世紀半ば頃)

トルコ人のカラハン朝は、東西トルキスタンを合わせてこの地にイスラーム文化を導入

 

ガズナ朝(962年〜1186年)

アフガニスタンガズナ朝は、10世紀末から富の獲得を目的に北インドへの信仰を開始。

 

イル=ハン国(1258年〜1353年)

フラグの率いるモンゴル軍が西アジアに進出し、1258年にバグダードを陥れてアッバース朝滅亡。600年続いたカリフ制も消滅した。フラグはイラン・イラクを領有してイル=ハン国を開き、エジプトのマルムーク朝と敵対したが、ガザン=ハンのときにイスラーム教を国教に定めた。

 

アイユーブ朝(1169年〜1250年)

クルド人サラディン(サラーフ=アッディーン)がエジプトに樹立。ファティマ朝を倒してスンナ派の信仰を回復。1187年に十字軍を破って88年ぶりに聖地イェルサレムを奪回。

 

※マルムーク朝(1250年〜1517年)

アイユーブ朝のスルタンが組織したトルコ人奴隷のマルムーク軍団の勢力が強大になり、1250年にアイユーブ朝を倒してエジプト・シリアにアイユーブ朝を樹立。第五代スルタンのバイバルスは、1260年にイラクからシリアに侵入してきたモンゴル軍を撃退するとともに、アッバース朝のカリフをカイロに復活させ、さらにメッカ・メディナの両聖都を保護下におさめることにより、イスラーム国家としての権威を高めた。