図1のように、15°の直角三角形の線分比は
になります。これを証明するために、図2のように、まずはAC=1として考え始めます。
①60°の直角三角形ADCができるようになるように補助線を引く
△ABD二等辺三角形になるので、
②BCに対称な三角形ができるように点A’をとる
③図3のように、∠CAE=45°、∠CA’E=45°になるように補助線を引く
図のように、それぞれの延長線とA’B、ABとの交点をF、Gとする。∠AEA'は直角二等辺三角形になり、△ABFは底角が30°の二等辺三角形になる。
△A'EFに注目すると、
△ABFは二等辺三角形なので
よって、
④すべての辺にをかける
これで、図1の比を導くことができます。
中学生の知識でも十分導くことができますね。