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建築で知るメキシコ

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オルメカ文明・マヤ文明テオティワカン文明・アステカ文明といった古代文明。スペインによる占領。これらの歴史的建造物から影響を受けたであろうメキシコ人建築家による独創的な現代建築。建築を見ることで、メキシコの歴史や文化、魅力を感じ取ることができます。メキシコの主要建築物を辿る事で、メキシコについて学んでいきます。

①チチェン・イッツア(マヤ遺跡)

1988年に世界遺産に登録されたマヤ文明の遺跡。マヤの最高神ククルカンを祀る91段のピラミッドが4面あり、合計364段。一番上の神殿の1段をたすと365段になるため1年を表していたと考えられている。

②グアナファト

グアナファトはメキシコ中央に位置するグアナファト州の州都。18世紀には世界の約3分の1の銀を産出し、その富によって作り上げられたカラフルな都市。1988年に世界遺産に登録されている。

③国立宮殿

 

メキシコの首都、メキシコシティーにある宮殿。アステカ王国の王モクテスマ2世の居城を破壊し、征服者コルテスが植民拠点として16世紀に建造した。火災で焼失後に17世紀に再建され、現在は大統領の執務室が置かれている。ディエゴ・リベラが描いた大壁画「メキシコの歴史」はアステカ建国から20世紀初頭までのメキシコの歴史が描かれている。1987年に世界遺産に登録された。

④メキシコ州立自治大学

1551年9月21日に王立メキシコ大学として創立。建築家マリオ・パニと、エンリケ・デル・モラルによって設計され、60人以上の建築家や芸術家が総動員で作り上げられ、大規模な都市計画としてメキシコ革命後の近代化運動の象徴として、世界遺産に登録されている。メキシコ国立自治大学の象徴ともいえる中央図書館のモザイク画は、フアン・オゴルマン制作によるもので、古代文化から現代のメキシコまでの歴史文化を色とりどりの石で表現している。

⑤メキシコ中央郵便局

創業1907年。ディアス大統領がイタリア人建築家アダモ・ボアリとメキシコ人技師ゴンサロ・ガリタ・イ・フロンテラを指名して建設させた。床はメキシコ産の大理石、階段の手摺はイタリアのフィレンツェで鋳造したブロンズ製。ゴシックやアールヌーボーロココルネサンスなどの要素が折衷した建築様式。

⑥首都大聖堂(メキシコシティ・メトロポリタン大聖堂)

16世紀にアステカ帝国を滅亡に追い込んだコルテスの命によって建てられた。スペインから著名な建築家が何人も招聘され、250年の歳月を要して、ゴシック、ルネサンスバロック新古典主義などの様式が混在するカテドラルが完成した。

 

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⑦ルイス・バラカン(1902〜1988)の建築群

白を基調とする簡素で幾何学的なモダニズム建築に、メキシコの民家にみられるピンク・黄色・紫・赤などのカラフルな色彩の要素を取り入れて、モダニズム地方主義の調和が取られた建築群。建築に溶岩やメキシコ独特の植物からなる庭園を作ったことも特徴の一つ。自宅兼アトリエのバラガン邸は、2004年に世界遺産に登録された。

 ⑧バスコンセロス図書館

アルベルト・カラチによる建築で2006年にオープン。「世界の図書館15(トリプアドバイザー)」「世界で最も革新的な図書館2位(ニューズウィーク)」など、近未来的な建築として来訪する人々を圧倒している。

⑨ソウマヤ美術館

メキシコの実業家カルロス・スリムによって創立され、フランスの彫刻家オーギュスト・ロダンの世界有数のコレクションを誇る美術館。メキシコ人建築家フェルナンド・ロメロによる斬新なデザインで、六角形のモザイクが銀色に輝く都会らしい建築。

⑩テオパンソルコ

「テオパンソルコ」はメキシコシティの南にある古代遺跡。この古代遺跡を保存する複合施設としてコンペティションが募集され、アイザック・ブロイの設計が選ばれた。クレルナバカの街の高台にあり、ピラミッドと街並の両方が見渡せる美しい文化施設

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