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確定拠出年金で調整も可能_私立高校の就学支援金制度活用〜神奈川県編〜

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私立高校は公立高校に比べ学費が高く付きますが、国や都道府県からの支援金制度があります。国の就学支援金はどの都道府県も共通ですが、都道府県ごとに独自の支援金制度を上乗せしているケースがあるので、今回は、神奈川県在住で神奈川県内の私立高校に通学した際の就学支援金制度についてザックり解説していきます。

①年収制限と補助金

年収に応じて、補助金額が別れます。正確な計算方法は『市町村民税の課税標準額×6%ー市町村民税の調整控除の額』ですが、目安として世帯年収の合計金額が提示されています。これで見ると、神奈川県の私立高校の授業料の補助を受けるには、授業料の補助金を満額受けられる世帯年収700万入学金の補助を受けられる750万の2つの壁がありそうですね。

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現状、どの所得区分になるのかある程度正確に把握したい場合は、以下のサイトで計算が可能です。特別徴収税額通知書の「課税標準:総所得」と「市民税:税額控除額」を入力すると所得区分が算出されます。税額控除額はふるさと納税などの控除分は差し引いて考える必要があり、実際は数千円程度しか引かれないケースがほとんどだと思うので、実質は総所得×6%で概算してもいいのではないかと思います

keisan.casio.jp

確定拠出年金世帯年収の調整が可能

個人型確定拠出年金の(ideco)や企業型確定拠出年金を利用すれば、給与年収を減額する事ができるので、世帯年収700万の壁をギリギリ超えそうな場合は確定拠出年金で収入を調整するのも1つの手ですね。確定拠出年金所得税や住民税も控除されるので、ざっくり掛け金の20%の税金が控除されることも考えると、十分検討する価値があると思います。注意が必要なので、前年度の収入で支援金の支給額が決まるので、ある程度年間の収入を見据えて掛け金をコントロールする必要があるのが難しいところですが、確定拠出年金自体のメリットもあるので、少し余裕を持って掛け金を調整してみるのも手だと思います。