インデックス投信の王道といえば
「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と
「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
投信積立をしている人の多くが、このどちらか、あるいは両方を利用しているのではないでしょうか。とは言うものの、他の投資信託も気になるもの。新NISAが始まる前に、ちょっと気になる投信についてあれこれ考えるより、ちょっと試してみたほうが早いということで、ほとんど違いはないかもしれませんが、分散投資中です。
(S&P500)
「SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」
eMAXIS Slimの信託報酬が0.0968%なのに対し、Vシリーズは0.0938%とほんの少し低め。時価総額は圧倒的にeMAXIS Slimで、両者にほとんど違いはないと思いますが、ちょっと気になるくらいなら、気にならなくなるまで両方に投資したほうがあれこれ考えるロスもなくなるので、両方投資中。
(全米株式)
「SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)に投資する投資信託。信託報酬0.0938%。米国の4000社に投資するので、S&P500よりも分散が効く。分散が効くので多少S&P500よりリスクは低減する可能性はあるものの、ほぼ投資対象は同じなので、大差ないといえば大差なし。でもちょっと気になっちゃうので投資中。
(配当貴族)
「日興-Tracers S&P500配当貴族インデックス」
2022年10月28日に設定された新しいファンド。S&P500指数構成銘柄のうち、25年以上連続で増配している企業の株式で構成される、S&P配当貴族指数に連動。S&P500が情報技術セクターの銘柄が多いのに対し、配当貴族指数は生活必需品セクターの割合が高く、暴落に強い傾向がある。おそらく、2022年の暴落と今後のさらなる暴落への警戒感から生まれた商品で、踊らされている感はありますが、ちょっと気になってしまう投資先。信託報酬が0.1155%と比較的抑えられているので、気休め程度に投資。
(NASDAQ)
「三菱UFJ国際-eMAXIS NASDAQ100インデックス」
S&P以上にハイテク銘柄の比重が高く、信託報酬も0.44%と高め。S&P500よりもリスクは高く、最高値から2022年の最安値までの下落率も大きいものの、今後の成長期待から気になってしまうので投資。
「大和-iFreeレバレッジ NASDAQ100」&「au-auAMレバレッジ NASDAQ100」
通称レバナス。推奨派と非推奨派で議論が二分される商品だが、信託報酬も高く、リスクも高いので基本は投資しないほうが無難と言えそう。新NISAではレバレッジ商品の投資ができなくなりそうなので、現在の一般NISAがNISA枠でレバナスを買える最後の1年になる可能性があるので投資中。大和の信託報酬は0.99%、auは時価総額がまだまだ低いものの信託報酬0.4434%が魅力。どっちも気になるので、両方に投資中。今のところ大和の方が若干運用成績はいい。
(全世界株式)
「SBI-SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」
時価総額なら圧倒的にオール・カントリー。信託報酬もオールカントリーが0.1144%なのに対し、Vシリーズが0.1338%と割高。違いはオール・カントリーが世界の大型・中型株約3000銘柄に投資しているのに対し、Vシリーズが全世界約9000銘柄の大型〜小型株に投資しているバンガード・トータル・ワールド・ストックインデックス(VT)に連動している事。気になるからとりあえず両方に投資。
「SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド(通称雪だるま)」
「FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス」に連動するように、以下のETFに分散投資しているファンド。
(全世界:55%)バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
(先進国:35%)SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国) ETF
(新興国:10%)SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF
3つのetfを積み上げているので若干複雑なものの、信託報酬は0.1102%と全世界投信の中では最安。
クレカ積立の上限の月5万円程度なら、王道のeMAXIS Slimに投資しておけば十分で、上記の投信は大差ない商品群だとは思いますが、気になってあれこれ考えちゃうならとりあえず気が済むまで分散するのもありだと思います。1年ぐらい継続すれば、スッキリと投資先を絞っていけそうですね。