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英語の学び方~只管朗読で英語の種火を作る~

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英語の学習方法は、國弘正雄氏が提唱していた「只菅朗読(しかんろうどく)」を推奨しています。曹洞宗の開祖、道元禅師の「只管打坐(しかんだざ)」をヒントに命名した学習方法ですが、使える英語を身につけるためにも是非取り入れたい学習方法です。

 

「只管朗読」の肝は、意味の取れた文章を、500回・1000回とひたすら音読する事。同時通訳の神様として英語を自由自在に扱った國弘氏は、英語の種火は中学程度の教科書を繰り返し朗読することによってつくられるといいます。

 

但し、「只管朗読」を学習に取り入れるためには、音読を反復する忍耐力と、生徒の自主性が求められます。國弘氏は著書「英語の話し方」の中で、技術を身につけるためには単調な作業の反復が欠かせない事や只管朗読の功徳を紹介することで、モチベートしています。

 

只管朗読に誘う國弘氏の言葉を引用します

「単純なことを愚直に繰り返す」という、その意義をちゃんと受け止めることが出来るか否かが、只管朗読の成否を握っているのです。(P35)

 ・英語を習得することに漠然とあこがれはするが、これといった成果を上げられない人というのは、基本技術の習得に関して見通しが甘すぎるのです。(P38)

「基礎の習熟度に関して、謙虚になること」、それが飛躍への第一歩です。(P38)

・基礎力を作る段階では、一通りの意味を理解するのに、あまり時間を使ってはいけません。時間は理解したものを身につけるために使うのです。その比率は一対九といっても決して誇張ではありません。(P48)

 成果を出すためには、学習者の自主性が欠かせません。塾の講師は、いかにして生徒の自主性を引き出すかも重要な役割。「只管朗読」に取り組もうとする生徒がぶち当たる困難を予測し、それを乗り越えてでも前向きに取り組めるよう、「功徳」や「反復の重要性」を伝えていきます。

 

國弘流英語の話しかた

國弘流英語の話しかた