楽天モバイルの０円運用廃止や、楽天証券の投信積立のポイント付与制度の変更など、2022年に改悪が続いた楽天経済圏。ポイントが溜まりやすく、楽天Payを利用すればポイント利用先も比較的困らないものの、期間限定ポイントの消費に追われたり、ポイントを使うと、ポイントが還元されなくなるので、ポイント利用のタイミングに迷ったりと、あれこれ考えることに煩わしさを感じることも。
各経済圏の強みを活かせば、楽天経済圏を超えるメリットを享受できます。
①PayPay経済圏
（メリット１）使えるお店が圧倒的に多い
PayPayしか使えない店舗も多く、PayPay残高やポイントの利用先に困る事がないのが一番の魅力。
（メリット２）ヤフーショッピングでの高ポイント付与率
店舗でのPayPay利用ではポイント付与率が基本0.5％と他の決済手段に比べ低めの設定ですが、ヤフーショッピングなら高還元でお得。付与されるクーポンを利用すれば、他のECサイトよりも価格が安くなる商品も多数。特に、コンタクトレンズの購入は他サイトに比べ安い商品が多いです。
（メリット３）PayPayフリマ
PayPayフリマも購入時にクーポンが付与される事が多くお得に買い物できる事が多いのが魅力。商品販売時の手数料や配送費が安く、売上金の扱いもPayPayで受け取ったり、PayPay銀行から出金して現金化したりと、他のフリマサイトに比べ使い勝手がいいのが特徴。
（メリット４）ポイント投資
付与されるポイントは自動的にポイント投資に回す設定ができるので、ポイントの消費に煩わしさを感じることがありません。気が向いた時に引き出せば、PayPayで利用できるので、ポイント消費に困ることがないのも魅力。S＆P500やNASDAQ100に連動した投資先だけでなく、S＆P５００に３倍のレバレッジをかけたチャレンジコースなど少額のポイントが大きく成長する事も。チャレンジコースは2021年は爆上げしていましたが、2022年は爆下げ、2023年にようやく戻してきた感じ。
②au経済圏
（メリット１）auスマプレ会員＆auPayマーケット
auスマートパスプレミアム会員は月額548円の費用がかかるものの、ローソン250円クーポンやポンタポイント1.5倍増量など、月会費を大きく上回るメリットを容易に享受できるのが特徴。auPayマーケットは缶コーヒーや発泡酒などの嗜好品が他のECサイトに比べ安いのも特徴の１つ。
（メリット２）モッピーとの連動でさらにお得に
ポイントサイトのモッピー経由なら、auPayマーケットでの買い物でモッピーポイントが付与。通常１％ですが、時期によっては3％〜7％程度のポイント還元率に変動します。モッピーポイントはポンタポイントにも交換できるので、相性抜群。
（メリット３）ふるさと納税
楽天経済圏のメリットとして語られるふるさと納税ですが、商品数では劣るものの、ポイント還元率ではauPayマーケットも楽天に劣りません。モッピー経由でのポイント付与や、auPayカードの支払いによるキャンペーンを利用すれば、楽天と同等のポイント還元も可能。付与されるポイントも、モッピーポイントやポンタポイントなので、用途に困ることもありません。
③ドコモ経済圏
（メリット１）メルカリ利用
フリマサイト最大手のメルカリの支払いでdポイントを利用できるのでお得に買い物できます。フリマサイトはPayPayフリマもおすすめですが、メルカリの魅力は圧倒的な商品数の多さ。同じ商品の出品も多く、自然に価格競争が起こるので、クーポンなどが発行されることはほとんどないものの、低価格での購入が可能です。スーツやコートなどの洋服の購入におすすめ。
（メリット２）リクルートカード＆モッピー連携
リクルートサービスでポイント利用が可能。リクルートサービスはショッピングサイトの「ポンパレモール」、旅行や観光施設の利用でオトクな「じゃらん」。ヘアサロンやリラクゼーション施設で利用できる「ホットペッパービューティー」。外食で利用できる「ホットペッパー」など、日常生活やちょっと贅沢する時に利用できて便利。「ポンパレモール」よりも「auPayマーケット」の方がオトクなので、リクルートサービスなら「じゃらん」や「ホットペッパービューティー」がおすすめ。リクルートポイントで不足する分をdポイントで補充できるので、dポイントはリクルートサービスとの相性が抜群。またモッピーポイントは１円単位でdポイントに交換できるので、モッピーはdポイントの補充にも便利。
（メリット３）日興フロッギーで期間・用途限定dポイントを消費
日興フロッギーなら、期間・用途限定dポイントも１００円単位で投資に回す事ができ、出金も容易。期間限定ポイントの利用先に困らないのも楽天ポイントの違い。
各経済圏のメリットを把握すれば、楽天経済圏よりもお得に、期間限定ポイントの消費に追われることなく買い物ができます。「服はメルカリ」「発泡酒はau」「コンタクトはヤフー」など、マイルールを決めれば、煩わしさを感じずに複数の経済圏を行き来できます。できるだけあれこれ考える時間をなくして、お得に買物したいですね。
